黙示録の四騎士 キャラクター一覧|登場人物253話までの全まとめ

黙示録の四騎士

『黙示録の四騎士』に登場するキャラクターを、第1話から最新の第253話までまとめて一覧化しました。

四騎士の4人から敵陣営、『七つの大罪』からの続投組まで陣営別に整理しています。

各キャラの能力・血縁・最新話時点の状況まで追えるので、名前を思い出せないときの辞典としてお使いください。

なお本記事は第253話までの重大なネタバレを含みます。

  1. 黙示録の四騎士 主要キャラクター早見表
  2. 黙示録の四騎士の4人(パーシバル・ランスロット・トリスタン・ガウェイン)
    1. パーシバル(死の騎士)
    2. ランスロット(戦争の騎士)
    3. トリスタン・リオネス(疫病の騎士)
    4. ガウェイン(飢餓の騎士)
    5. 考察:四騎士の称号は「役割分担」ではなく「呪いの配分」ではないか
  3. パーシバル一行と味方サイドのキャラクター
    1. ナシエンス
    2. ドニー
    3. アングハルハッド(アン)
    4. イゾルデ
    5. キオン
    6. ジェイド
    7. ティティス
    8. ドロレス
    9. オルド
    10. カルデン
    11. マートル
    12. ジクタスとキングの子どもたち
    13. シルヴァン
    14. バルギス
    15. ハウザーとリオネスの聖騎士たち
    16. 考察:味方サイドの魔力は「当人の弱さ」から生えている
  4. アーサー・ペンドラゴンと混沌の陣営
    1. アーサー・ペンドラゴン
    2. キャス・パリーグ
    3. 四凶(しきょう)
    4. イロンシッド(赤い騎士)
    5. ペルガルド(黒の騎士)
    6. ベルトレープ(緑の騎士)
    7. ウォーラルダン(白い騎士)
    8. ディオドラ
    9. モートラック
    10. タリスカー
    11. キルベガン
    12. トミントール(ななし)
    13. 闇のタリスマン
    14. その他のキャメロット聖騎士
    15. 考察:混沌の陣営は「大切な人の幻」で縛られた集団である
  5. 聖杯の騎士(カムランの騎士)
    1. ガラハド
    2. カルダイツ
    3. ローエングリン
    4. リワルフ
    5. イザイ
    6. 考察:聖杯の騎士は「未来を変えられる」ことの証明そのものである
  6. 『七つの大罪』から続投した旧世代のキャラクター
    1. メリオダス
    2. エリザベス・リオネス
    3. バン
    4. エレイン
    5. キング
    6. ディアンヌ
    7. ゴウセル
    8. マーリン
    9. エスカノール
    10. ジェリコ
    11. ホーク
    12. ゼルドリスとゲルダ
    13. その他の旧世代キャラ
    14. 考察:旧世代は「勝った側の疲弊」を描くために配置されている
  7. リオネス王国・各国の要人
    1. ギネヴィア
    2. ケイ・ペンドラゴン
    3. バルトラ・リオネス
    4. ダブズ
    5. 考察:本作の王族は全員「王としての務めを果たせていない」
  8. 最新話(253話)時点で状況が動いたキャラクターまとめ
    1. 生死・所属の現況まとめ
  9. まとめ:黙示録の四騎士のキャラを押さえるなら「陣営の流動性」に注目

黙示録の四騎士をコマで読み返すなら
伏線の張り方は、まとめて読み返したときに一番はっきり見えてきます。1巻から最新巻まで電子で揃っています。

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黙示録の四騎士 主要キャラクター早見表

まずは全体像をつかむための一覧表です。

探しているキャラがどの陣営に属していて、最新話時点でどうなっているのかをここで確認できます。

キャラ名 陣営 立場・肩書き 第253話時点の状況
パーシバル リオネス/味方 黙示録の四騎士「死の騎士」 生存・隊を再結成して活動中
ランスロット 元味方→敵 黙示録の四騎士「戦争の騎士」 カオス化して敵対中
トリスタン リオネス/味方 黙示録の四騎士「疫病の騎士」 生存・対抗策を模索中
ガウェイン リオネス/味方 黙示録の四騎士「飢餓の騎士」 生存・転移で仲間を退避させた
ナシエンス リオネス/味方 薬師・次代妖精王 生存・パーシバル隊に復帰
ドニー リオネス/味方 聖騎士・元旅芸人 生存・パーシバル隊
アングハルハッド(アン) リオネス/味方 聖騎士・シスタナ領主の娘 生存・パーシバル隊
イゾルデ リオネス/味方 聖騎士・トリスタン隊 生存・トリスタンの婚約者
キオン リオネス/味方 聖騎士・トリスタン隊 生存・右腕にミイラ化の後遺症
ジェイド リオネス/味方 聖騎士・トリスタン隊 死亡(ウォルナック編)
ティティス リオネス/味方 王室付き魔術師 生存
シルヴァン リオネス/味方 アンの愛馬 生存とみられる
ドロレス 巨人族/味方 ナシエンスの義姉 生存
オルド 味方 エコー渓谷の薬師 生存
カルデン 味方 シスタナの領主 生存
マートル 妖精界/味方 妖精界の王子(取り替え子) 生存とみられる
ジクタス 妖精界/味方 妖精界の王子 生存とみられる
バルギス 味方(故人) パーシバルの祖父 死亡(第1話)
ガラハド 聖杯の騎士 ランスロットとギネヴィアの息子 生存・リオネス側
カルダイツ 聖杯の騎士 パーシバルとナシエンスの息子 生存・リオネス側
ローエングリン 聖杯の騎士 パーシバルとアンの娘 生存・リオネス側
リワルフ 聖杯の騎士 ガウェインの養女 生存・リオネス側
イザイ 聖杯の騎士 トリスタンとイゾルデの息子 生存・リオネス側
アーサー・ペンドラゴン キャメロット(本人) キャメロット王・混沌の王 生存・混沌を奪われ衰弱
キャス・パリーグ 混沌 アーサーを騙った簒奪王 撃破済み
ギネヴィア キャメリアード キャメリアード王国の王女 生存・ランスロットの傍らに
イロンシッド 敵/四凶 赤い騎士 生存
ペルガルド 敵/四凶 黒の騎士 生存
ベルトレープ 敵/四凶 緑の騎士 生存
ウォーラルダン 敵/四凶 白い騎士 生存
ディオドラ キャメロット イロンシッドの実子 生存
モートラック 敵/混沌の騎士 キャメロット聖騎士長格 死亡
タリスカー 敵/混沌の騎士 琥珀の騎士 生死の情報が割れている
キルベガン 敵 キャメロットの魔術師 生存
トミントール(ななし) キャメロット アーサーの剣術指南役 生存
アードベック 敵→改心 キャメロット聖騎士 死亡
マクダフ 敵 キャメロット聖騎士 死亡
ティーニニック 敵 キャメロット聖騎士 死亡
アルタベーン 敵 イロンシッドの部下 死亡
フィディック 敵/闇のタリスマン 迅雷 死亡
エルギン 敵/闇のタリスマン 悪食 死亡
バーギ 敵/闇のタリスマン 幻惑 死亡
ドロナック 敵/闇のタリスマン 不死身 死亡
タムドゥ 敵/闇のタリスマン 猟犬 死亡
メリオダス リオネス/旧世代 リオネス国王 生存・精神的に消耗
エリザベス リオネス/旧世代 リオネス王妃 生存だが昏睡状態
バン ベンウィック/旧世代 ベンウィック国王 生存・リオネスへ向かう
エレイン ベンウィック/旧世代 ベンウィック王妃 生存・第2子を妊娠中
キング 妖精界/旧世代 妖精王 生存
ディアンヌ 巨人族/旧世代 巨人族の女王 生存
ゴウセル 旧世代 魔神族の村の長老 生存
マーリン 旧世代 ガウェインの実母 生存・第253話で参戦を決意
エスカノール 旧世代 ガウェインの実父 肉体は死亡・魂が器に宿る
ホーク 旧世代 煉獄の王 生存
ゼルドリス 魔界/旧世代 魔界の王 生存
ゲルダ 魔界/旧世代 吸血鬼・ゼルドリスの恋人 生存
ジェリコ 元味方→敵 ランスロットの剣の師 第250話で死亡
ハウザー リオネス/旧世代 聖騎士長 生存
ギルサンダー リオネス/旧世代 枢機卿 生存
ギーラ リオネス/旧世代 聖騎士 生存
ヘンドリクセン リオネス/旧世代 元二大聖騎士長 生存・隠居
ドレファス リオネス/旧世代 元二大聖騎士長 生存・隠居
ダブズ 巨人族/味方 伝説の名工 生存・武器製作の中心
ケイ・ペンドラゴン キャメロット アーサーの義兄・家令 生存
バルトラ・リオネス リオネス 前リオネス王 生存
ビビアン 旧世代 魔術師 生存・逃走中
メラスキュラ 敵/元十戒 カオス化して復活 復活済み
ガラン 敵/元十戒 カオス化して復活 復活済み

黙示録の四騎士の4人(パーシバル・ランスロット・トリスタン・ガウェイン)

物語の中核をなすのが、予言によって世界を滅ぼすと告げられた4人の少年少女です。

それぞれ「死」「戦争」「疫病」「飢餓」という象徴を背負っています。

パーシバル(死の騎士)

初登場は第1話で、本作の主人公にあたる緑髪の少年です。

立場としてはリオネス王国の聖騎士であり、黙示録の四騎士の「死の騎士」、そしてパーシバル隊の隊長を務めています。

最大の特徴は、彼が単なる人間ではなく「生命の精霊」を人間の器に封じた存在だという点です。

血縁関係は複雑で、育ての祖父がバルギス、戸籍上の父がイロンシッド、その実子ディオドラが義兄弟という位置づけになります。

幼少期には魔界でゼルドリスとゲルダに保護されていた時期があり、この2人を育ての親のように慕っています。

魔力は「希望(ホープ)」で、第20話のペルガルド戦の最中に覚醒しました。

仲間から寄せられた希望を力に変換してオーラを生み出し、治癒や自己蘇生、身体強化、魔力のゴーレム生成、飛行など幅広く応用できます。

一方で生命の精霊は「希望で生を、絶望で死を広める」存在とされ、生命力を奪ってミイラ化させる「死」の側面も持っています。

この力は当初は無意識の暴発でしたが、2年後には意図的な行使ができるようになりました。

武器は祖父から受け継いだ伸縮する魔剣ウロボロス、永遠の闇の棺の破片から作られたドラゴンハンドル、そして名工ダブズが打ったフォース・サーキュラーの3本が主軸です。

ドラゴンハンドルはパーシバルが肉体を離れた後にトリスタンへと渡っています。

最新話時点では、2年間の昏睡から目覚めてナシエンスを救出し、パーシバル隊を再結成してキャメロットへ潜入しました。

生命の精霊としての感覚が鋭敏になり、他の精霊との感応や魂の色の識別まで可能になっています。

伏線として残っているのは、イロンシッドの本当の息子は誰なのかという問題と、未来から来た子どもたちの存在です。

未来編の描写ではアングハルハッドとナシエンスの双方と結ばれ、娘ローエングリンと息子カルダイツが生まれていることが示されています。

ただしこれはあくまで未来から来た人物たちの証言と描写に基づくもので、その未来が確定しているとは限らない点に注意が必要です。

ランスロット(戦争の騎士)

ランスロットは第2話から「シン」という桃色の狐の姿で登場していた人物です。

この狐は人間体の変装であり、別人ではありません。

立場はベンウィック王国の王子にしてリオネスの聖騎士、そして黙示録の四騎士の「戦争の騎士」です。

異名は「湖の騎士」「湖の王子」「戦神」など数多く、最新章では「カオス・ランスロット」と呼ばれています。

両親は『七つの大罪』のバンとエレインで、妖精と人間のハーフにあたります。

キングは母方の叔父、ディアンヌは叔母、ナシエンスは従妹という関係です。

魔力は対象を魔力で崩壊させる「朧月(ヘイジー・ムーン)」で、威力が高すぎて通常の武器では耐えられないため、長らく弓矢を多用していました。

加えて妖精族の読心、複数の姿に化ける変身、バンの助言で習得した完全な気配遮断「絶気配」を併せ持ちます。

愛刀の白鹿はトミントール(ななし)から譲られたダブズ製の刀で、朧月に耐えられる唯一の武器とされています。

湖の乙女の領域で膨大な魔力を吸収した結果、父バンでさえ「自分を殺せるのはランスロットだけ」と評するほどの戦力になりました。

そして第248話、彼の立ち位置は決定的に変わります。

恋人であるギネヴィアを人質に取られ、その安全と引き換えにカオスの全能力を継承する契約を受け入れてしまったのです。

結果として世界を滅ぼしたいという衝動に呑まれ、カオス・ランスロットと化しました。

キングはこの状態を「魔神王すら超えた存在」と評価しています。

第249話以降は主人公一行の前に立ちはだかる最大の脅威として描かれており、第250話では自らの手で師ジェリコを死なせる結果になりました。

彼を元に戻す方法があるのかどうかが、現在の物語の最大の焦点です。

トリスタン・リオネス(疫病の騎士)

トリスタンは本編では第52話前後から本格的に登場するリオネス王国の王子です。

黙示録の四騎士の「疫病の騎士」であり、トリスタン隊の隊長を務めています。

父はメリオダス、母はエリザベス・リオネスで、女神族と魔神族の混血である「ネフィリム」という種族です。

父方の祖父が魔神王、母方の霊的な祖母が至高神という、作中でも屈指の血統といえます。

従兄弟にキオン、婚約者にイゾルデ、未来の息子にイザイがいます。

能力は固有魔力「新星(ノヴァ)」に加え、女神族の光である「聖櫃(アーク)」、父譲りの「全反撃(フルカウンター)」、そして魔神化による闇の力と多彩です。

アークは魔神や吸血鬼に特効を持つ一方、カオス由来の魔法には効かないという弱点があります。

武器は女神意匠の「マエル」と魔神意匠の「エスタロッサ」の二刀流で、いずれもティティスが魔法付与を施しています。

物語上は治癒能力を持つ癒し手であり、四騎士のなかでは良識派のまとめ役として機能しています。

2年間で制御が向上し、魔神化を3分間維持できるようになりました。

さらに父メリオダスとの修行を経て、魔神化なしでも闇の力を扱えるようになっています。

最新話時点では母の昏睡と親友の変貌という二重の喪失から立ち直り、パーシバルとガウェインとともにダブズのもとへ向かいました。

ガウェイン(飢餓の騎士)

ガウェインは第58話でのカメオを経て、第60話から本格的に登場した金髪の少女です。

元はキャメロット王国の所属で、現在はリオネス王国の聖騎士として黙示録の四騎士の「飢餓の騎士」を務めます。

異名は「太陽の主」で、実父はエスカノール、実母はマーリンという組み合わせです。

アーサー・ペンドラゴンは養叔父、ケイ・ペンドラゴンは養父にあたり、聖杯の騎士のリワルフは彼女の養女という関係になります。

魔力は太陽の力を操る「曙光(ドーン)」で、日中に巨大化して大幅に強化されます。

通常時の身長は152センチですが、曙光の発動時には225センチにまで変化します。

加えてあらゆる魔法を打ち消す「絶対強制解除」、瞬間移動、物体転移、殲滅の光、永久氷瀑、魔力限界突破など、技のレパートリーが四騎士のなかで群を抜いて多いのが特徴です。

とくに転移能力は一行の移動と退避の生命線になっており、第248話ではカオス・ランスロットの魔力から全員を守るためリオネスへの転移門を開きました。

武器は神刀リッタで、父エスカノールの神器の折れた刃の破片から打たれたものです。

重すぎて彼女以外には持ち上げられず、声で呼べば遠くからでも飛来します。

当初は傲慢でキャメロット寄りの立場でしたが、アーサーへの信頼と現実との乖離に揺れる姿が物語の見どころになっています。

考察:四騎士の称号は「役割分担」ではなく「呪いの配分」ではないか

四騎士の称号を改めて並べると、単なる強さのカテゴリ分けではない意図が見えてきます。

パーシバルの「死」は生命の精霊としての本質そのものであり、トリスタンの「疫病」はネフィリムという混血が抱える不安定さと重なります。

ガウェインの「飢餓」は太陽の力を無際限に求める性質、ランスロットの「戦争」は圧倒的すぎる破壊力と読むことができます。

つまり称号は外から与えられた役職ではなく、それぞれが生まれつき抱えた性質を言い当てたラベルなのではないでしょうか。

そう考えると、最初にカオスに呑まれたのが「戦争」のランスロットだったことにも説明がつきます。

破壊の衝動と最も相性のよい称号を持っていた人物が、最初に落ちたという構図です。

パーシバル一行と味方サイドのキャラクター

ここではパーシバル隊とトリスタン隊、そしてリオネス側で動く味方キャラをまとめます。

ナシエンス

第7話でエコー渓谷にてパーシバルと出会った薬師です。

異名は「凶気の薬師(マッド・ハーバリスト)」で、現在は次代の妖精王に選ばれた立場にあります。

第141話で妖精族と巨人族のハーフであることが判明し、その正体はキングとディアンヌの実子でした。

生き別れの原因は、マートルとの取り違えにあります。

性別については第140話で無性であることが示され、その後の単行本20巻のボーナスページで女性として扱われました。

ただしこれはおまけページ由来の情報であり、本編内でどこまで明言されたかは確認が必要な部分です。

魔力は「調毒(ミクスベノム)」で、あらゆる毒を摂取して体に成分を覚えさせ、独自の毒を調合できます。

副次的に強力な毒と疫病への耐性を持ち、妖精界での滞在後には飛行能力も覚醒しました。

さらに精霊の槍シャスティフォルの軌道を止めて操れることが、次代妖精王の証とされています。

武器は麻痺毒のヒヨスと睡眠毒のベラドンナという二刀流の短剣です。

ダブズ作のバイポラーグローブは温度を切り替えて毒の性質を変える装備で、キングから贈られた精霊の槍のペンダントも所持しています。

最新話時点では、ウォーラルダン戦で瀕死になったことがパーシバル覚醒の引き金となり、その後パーシバル隊に復帰しました。

ドニー

第2話で旅芸人「カッツ通り一座」の一員として登場した少年です。

リオネスの大聖騎士ハウザーが叔父にあたるという血筋で、祖父はライザー、祖母はエッダです。

魔力は「念動(テレキネシス)」で、当初は物を浮かせるだけと思い込んでいました。

第46話のドロナック戦において、シンの助言をきっかけに人や物を自在に投げ飛ばせると自覚します。

装備はウロボロス紋章入りの腕盾と、ダブズが作ったしゃべる飛行盾のガードオールドマンです。

序盤は臆病で自己嫌悪の強い少年でしたが、聖騎士になる恐怖を乗り越えていく成長枠として描かれています。

第2部では叔父ハウザーを模した髪型と服装になり、体格も大きくなりました。

巨人族のドロレスとの関係が継続的に描かれている点も読者の関心を集めています。

アングハルハッド(アン)

第14話でシスタナの町の貴族の娘として登場しました。

父はシスタナの領主カルデンで、母は元聖騎士でしたがすでに故人です。

魔力は「尋問者(インテロゲーター)」で、嘘と幻を見抜き、相手の意図の善悪や偽者の中から本物の術者を見分けられます。

母はこの力を「神からの贈り物」と呼んでいました。

注目すべきは、ジェイドの死を目撃した後に魔力が変質した点です。

真実を知りながら答えない相手や嘘をつく相手を地面に押し潰す力が加わりました。

武器はレイピアで、シスタナでは日傘に偽装していました。

技には第132話で披露した「乱れ突き(スコール・スティンガー)」があり、ダブズ作の魔剣ミラージュスティンガーも所持しています。

隊の常識役でありツッコミ役でもあり、同時に真偽判定という戦略的な役割を担っています。

イロンシッド戦で髪を切って覚悟を決める場面が彼女の転機でした。

2年後は髪を伸ばしてポニーテールになり、剣技はリオネスの聖騎士見習いを圧倒する水準に達しています。

未来では副大聖騎士に任命されることが、娘ローエングリンの口から語られました。

イゾルデ

第53話で登場したリオネス王国の聖騎士で、階級はエメラルドです。

トリスタン隊に所属し、身長195センチという長身が特徴になっています。

魔力は「熱愛(ラブボム)」で、トリスタンへの愛から発現し、攻撃に爆発する魔力の火花を乗せます。

武器はモーニングスターで、一途な片想いから公認の婚約関係へと進展しました。

2年後は剣術修行によってトリスタンと互角に渡り合えるまでに成長しています。

なお本作にはアンヴンのイゾルデというガウェインの従姉妹にあたる同名の別人がいるため、混同しないよう注意が必要です。

キオン

第53話で登場したトリスタン隊の聖騎士です。

父はギルサンダー、母はマーガレット・リオネスで、トリスタンとは従兄弟の関係にあたります。

魔力は「精霊召喚(サモン・エレメンタル)」で、風の精霊シルフや土の精霊ノームを呼び出して戦います。

ここで注意したいのが、シルフはキオンが呼び出す精霊の名前であって独立したキャラクターではないという点です。

武器はポールアックスで、トリスタン絶対主義の陰湿な策士として描かれてきました。

予言も四騎士も信用せず、パーシバルを排除しようと画策した「味方内の火種」枠にあたります。

その過程でパーシバルの無意識の「死」の力を受け、右腕をミイラ化させられました。

この腕はパーシバルの「希望」でしか戻せないとされており、完全回復するかどうかは未解決のままです。

ジェイド

第53話で登場したトリスタン隊の聖騎士で、キオンの幼馴染にあたります。

魔力は「白黒(モノクローム)」で、周囲の光量を増減させる能力です。

暴走しがちなキオンを諌める良識役として機能していました。

ウォルナック編においてマクダフに殺害され、パーシバルが「希望」で蘇生を試みたものの、すでに魂が現世を離れていたため失敗しています。

この結果は後にエドリンの蘇生が成功したことと対比され、「四騎士でも救えない死」を提示する役割を果たしました。

同時にアングハルハッドの魔力が変質する引き金にもなっています。

なお正確な死亡話数はウォルナック編の範囲までしか特定できませんでした。

ティティス

第79話で登場したリオネス王国の王室付き魔術師です。

エリザベス女王の専属で、現在のリオネスにおける最高の魔術師とされています。

聖騎士ゴルギウスの養女という立場で、魔力は「変化(チェンジ)」です。

トリスタンの双剣マエルとエスタロッサに魔法付与を施したのも彼女でした。

単行本16巻のおまけページでは十戒デリエリの転生体であることが示されていますが、本編内で明言されたかは確認が取れていません。

ドロレス

本編では第7話に登場する巨人族の女性です。

身長745センチ、年齢は約766歳で、修道服姿が印象的です。

オルドの養孫であり、ナシエンスとは義姉妹にあたります。

魔力は自然と深く繋がった巨人族のみが使える「創造(クリエイション)」ですが、本人が臆病で温厚なため「弱い巨人」と見られていました。

『七つの大罪』では死亡したと思われていたものの、本作で生存が判明したキャラクターです。

オルド

第9話で登場したエコー渓谷の薬師です。

ナシエンスとドロレスの育ての祖父にあたり、種族の垣根なく誰でも治療するという理想を持っています。

エコー渓谷編ではタリスカーの手で怪物形態に変えられた過去があります。

カルデン

第14話で登場したシスタナの領主で、アングハルハッドの父です。

妻はかつてキャメロットの聖騎士で、イロンシッドとも面識がありました。

シスタナ編ではイロンシッドに協力して娘と対立しましたが、のちに和解しています。

マートル

第138話で登場した妖精界の王子です。

キングとディアンヌの長男として育てられていましたが、その正体は生後まもなくナシエンスと取り替えられた取り替え子でした。

武器は剣と鞭で、モウズイカの丸薬を使用し、怪物形態を持ちます。

キルベガンに「いにしえの秘薬」で誘われ、呪いで怪物化させられてナシエンスたちを襲いました。

最終的にはディアンヌが自らの体で怒りを受け止めることで本心を引き出され、和解に至っています。

ジクタスとキングの子どもたち

ジクタスは第138話で登場した妖精界の王子で、キングとディアンヌの次男にあたります。

妖精と巨人のハイブリッドで、武器はマグリアスティラです。

翼がないため見た目が幼く、ナシエンスが鉱物の薬効まで感知できることについて「巨人族の血ではないか」と考察した人物でもあります。

キングとディアンヌの子どもは他にベルテ、ザナ、ジリアン、ファオ、ティオレがおり、いずれも妖精界編で登場しました。

これらの兄弟姉妹については個別の詳細情報がほとんど公開されていません。

シルヴァン

第24話で登場したアングハルハッドの愛馬です。

幼少期からの相棒で、翼が生えるペガサス形態に変身できます。

見栄っ張りで自分を重要人物だと思っているものの、実際は臆病という性格づけがされています。

最新話時点での所在は確認できませんでした。

バルギス

第1話に登場したパーシバルの祖父です。

元キャメロット王国の聖騎士で、16年前にキャメロットを捨てて「神の指」でパーシバルを育てました。

イロンシッドの父にあたり、身長240センチという巨躯の持ち主です。

魔力は「剛力(ストレングス)」で、魔剣ウロボロスの元の持ち主でもありました。

第1話で息子イロンシッドに殺害され、物語の起点となります。

メリオダスに情報提供していた過去があり、キャメロットを離れた本当の理由やパーシバルの出自をどこまで知っていたかは明かされていません。

なお祖父の名前はペルガルドではなくバルギスです。

ペルガルドは別人でキャメロット側の人物のため、混同しないようにしてください。

ハウザーとリオネスの聖騎士たち

ハウザーは『七つの大罪』からの続投キャラで、現在は聖騎士長を務めています。

魔力は「大暴風(テンペスト)」で、ドニーとエドリンの師にあたります。

第2部では口髭を生やしており、一時は飲んだくれて荒れていたものの、ドニーとの再会をきっかけに立ち直りました。

ギルサンダーは枢機卿の地位にあり、魔力は「雷帝(サンダーボルト)」でキオンの父です。

ギーラは体内の魔神族因子を除去していない聖騎士で、修行によって魔神の力を制御できるようになりました。

ペリオは西門警備統括の聖騎士で、魔力は「天邪気(パヴァースネス)」、第2部ではパーシバルの仲間として登場します。

ゴルギウスは改心済みのリオネス聖騎士で、ティティスの養父です。

考察:味方サイドの魔力は「当人の弱さ」から生えている

味方陣営の魔力を並べてみると、あるパターンが浮かび上がります。

ドニーの念動は臆病で自分に自信がない少年の力であり、直接殴らずに済む能力でした。

ナシエンスの調毒は毒を自分の体に取り込むという、自傷にも近い手順を前提としています。

アングハルハッドの尋問者は、嘘に傷つけられてきた人間が真実を求める力です。

イゾルデの熱愛にいたっては、報われない片想いそのものが動力源でした。

本作の魔力は才能の発露というより、当人が抱える欠落や痛みが形を取ったものとして描かれているように読めます。

だとすれば、パーシバルの「希望」が仲間の想いを燃料にする仕様であることも、孤児として育った少年の欠落と表裏一体だと考えられます。

アーサー・ペンドラゴンと混沌の陣営

本作の敵陣営を理解するうえで、まず押さえておくべき最重要ポイントがあります。

敵として動いていた「アーサー王」は、本物のアーサー・ペンドラゴン本人ではありません。

彼を体内から喰らって混沌を奪い、その姿と人格を乗っ取ったキャス・パリーグだったというのが作中で示された事実です。

したがって「アーサーが闇堕ちした」という理解は正確ではなく、「アーサーの姿を騙る別の存在がいた」と捉えるのが正しい読み方になります。

アーサー・ペンドラゴン

『七つの大罪』第62話が初登場で、本作にも継続して登場しています。

キャメロット王国の国王であり「混沌の王」と呼ばれる人物です。

養父はウーサー・ペンドラゴン、義兄はケイ・ペンドラゴン、師はマーリンという関係になります。

ガウェインは義兄ケイの娘にあたるため、彼にとっては姪の立場です。

能力は混沌で、現実改変や無意識の異次元世界創造といったスケールの大きな力を持っていました。

しかしキャスに体内から混沌のほぼ全てを奪われ、その大半を喪失しています。

武器は歴代の使い手の魂が宿る聖剣エクスカリバーと、折れても復元する長剣セクエンスです。

右腕はキャスに喰われて欠損しており、混沌の喪失と幽閉によって痩せ細り憔悴した姿になっていました。

そして第253話、マーリンとともに永遠の王国から姿を現し、参戦を決意します。

前作では善良な希望の王として描かれていた人物が、本作では「敵の顔」として機能しつつ、その実体は乗っ取られた被害者だったという二重構造になっているわけです。

キャス・パリーグ

正式表記は「鉤爪で掻き毟る怪猫(キャス・パリーグ)」で、通称はキャスです。

『七つの大罪』第136話が初登場で、イスターの修行場の女神の琥珀に封印されていたところをアーサーが発見し、ペットにしていました。

その正体は混沌が生んだ「欲望と執着の化身」であり、本作の実質的な主敵にあたります。

湖の乙女は彼を「純粋なる悪意」と呼びました。

アーサーの右腕を喰って混沌の欠片を取り込んで以降、口内に異空間を作る、未来の幻視に閉じ込める、生死を超越した再生を行うといった能力を獲得しています。

16年後には混沌の大半を保有し、混沌の杖を介して配下の聖騎士に魔力を分配していました。

情報が漏洩した際に術者を殺す「呪詛返し」まで仕込んでおり、実際にティーニニックがこの仕掛けで命を落としています。

さらに時間操作という強力な権能を持ち、損傷の巻き戻しや敵の老化、そして未来から人間を連れてくることまで可能です。

聖杯の騎士が現代に現れたのも、この時間操作によるものでした。

武器は折れるたびに新しい刃を生む混沌製の剣カルンウェナンです。

人間至上主義を掲げて他種族の抹殺を煽動し、キャメロットでは幸せな幻を見せて人心を掌握しました。

最新話時点では、七つの大罪とエリザベス、ホークによって撃破されています。

ただし完全に消滅したのかどうかは明言されておらず、時間操作の後始末も未解決のままです。

四凶(しきょう)

四凶はキャメロット聖騎士の最精鋭4人を指します。

全員がキャスから混沌の欠片を分け与えられた、混沌と人間のハイブリッドです。

イロンシッド(赤い騎士)

第1話から登場する四凶の一角で、異名は「暗殺者イロンシッド」です。

父はバルギス、亡妻はブリギット、実子はディオドラ、そして作られた子がパーシバルという関係になります。

魔力は上位精霊を操る「精霊召喚(サモン・エレメンタル)」で、技には静寂前の凄槍や崩衝などがあります。

実父バルギスを殺害し、パーシバルを「出来損ない」と切り捨てて一度は殺害した張本人です。

その動機は、病弱な実子ディオドラの新しい器としてパーシバルを作り出したことにありました。

つまりパーシバル誕生の真相そのものが、彼の行動原理と直結しています。

第2部ではブリタニアを支配していましたが、バンと交戦して圧倒され撤退しました。

第253話にも登場しており、パーシバルとの決着はまだついていません。

ペルガルド(黒の騎士)

第2話から登場する四凶の「黒の騎士」です。

魔力は爆炎を操る「焔(ほむら)」で、技には不死火や絢爛業火があります。

豪放磊落な性格で、パーシバルを気に入って弟子にしようとする「憎めない敵」として人気の高いキャラクターです。

実際、パーシバルの魔力「希望」を覚醒させたのは彼との戦いでした。

妻はフィオナ、息子のディックは16年前の聖戦で亡くなっています。

妻が幻影の息子を心の支えにしているため、キャメロット側に従い続けているという事情を抱えていました。

第2部ではアングハルハッドとドニーを気遣ってキャメロットの真相を説明し、立場上は攻撃したものの、ゴウセルの魔力に操られる形で2人を逃がしています。

敵味方の境界が曖昧なまま第253話まで登場を続けている人物です。

ベルトレープ(緑の騎士)

『七つの大罪』第169話の回想が初出で、本作では第128話から登場します。

元カステリオ王国の所属で、四凶の「緑の騎士」です。

特筆すべきはエスカノールの兄であるという点で、娘はイゾルデ、姪はガウェインにあたります。

魔力や技名は現時点で判明していません。

アングハルハッドとドニーを襲撃しましたが、ペルガルドに妨害されました。

エスカノールの兄がなぜキャメロット側にいるのかは、今後の大きな焦点になりそうです。

ウォーラルダン(白い騎士)

第128話で登場した四凶の紅一点で、「白い魔女」とも呼ばれます。

典型的な魔術師型で、闇の亡霊群、二重詠唱、魔力の盾、輝く竜鱗、完璧なる立方体、瞬間移動、記憶の回廊、黒葬など多彩な術を操ります。

妖精族の森でジリアンを襲い、「いにしえの秘薬」を強奪しました。

一度はパーシバルとキングに敗北しましたが、キャスの手によって復活させられています。

この復活の仕組みと、奪った秘薬の用途はまだ明かされていません。

ディオドラ

第90話で登場したキャメロット王国の人物で、イロンシッドの実の息子です。

パーシバルにとっては義兄にあたります。

魔力は「絶望(デスペア)」で、パーシバルの「希望」と真正面から対になる力です。

病弱な彼を救うためにイロンシッドがパーシバルを作ったという経緯から、彼の存在自体が物語の根幹に関わっています。

最新話時点でも生存しており、パーシバルとの決着は未描写です。

モートラック

第22話で登場したキャメロット聖騎士長格の人物で、混沌の騎士の一人です。

イロンシッドの義弟で、ブリギットの弟、ディオドラの叔父にあたります。

魔力は「決闘者(デュエリスト)」で、相手を決闘場の異空間に閉じ込め、決着まで魔力を封じて武力のみの戦いを強制します。

魔界でパーシバルに敗北し、パーシバルの正体を告げた直後にランスロットに止めを刺されました。

タリスカー

第11話で登場した混沌の騎士の一人で、「琥珀の騎士」と呼ばれます。

魔力は天候を操る「天災(カラミティ)」で、技には天災鳥や雹爆撃、稲妻槍があります。

キャスから授かった混沌の杖を所持し、ナシエンスの師オルドを怪物化させた人物です。

生死については情報が割れており、日本語版の資料では戦死とされる一方、英語圏のデータベースでは生存扱いになっています。

ウォーラルダンと同様に復活している可能性も否定できないため、断定は避けるべき項目です。

キルベガン

キャスに仕える魔術師で、正体は忌み嫌われた種族の末裔である「双頭の蜥蜴男」です。

迫害されていたところをアーサーに救われ、忠誠を誓った経緯があります。

魔力は巨大な氷塊を放つ「氷塊撃」と、自身の血を浴びせて魔力を封じる「落命怨魄呪」です。

第2部ではマートルを秘薬で誘い、呪いで怪物化させてナシエンスたちを襲わせました。

キングに敗北して戦死したかに見えましたが、死の寸前に復活したパーシバルによって助けられています。

トミントール(ななし)

『七つの大罪』では「ななし」として第158話に登場した人物です。

本作ではキャメロット聖騎士「トミントール」名義で、アーサーの剣術指南役を務めます。

正体は翼を失った元女神族で、年齢は3500歳、四大天使に匹敵する魔力を持つとされています。

能力は居合とアークで、聖者の外套や奥義の刹那十字星といった技を使います。

愛刀の白鹿は、決闘に敗れた際にランスロットへ託されました。

変貌した「アーサー」に疑問を抱いた数少ない人物であり、すり替わりを最初に感じ取った側にいた人物と読めます。

闇のタリスマン

第1部に登場した刺客部隊で、ランスロットとの戦いで全員が戦死しました。

リーダー格のフィディックは「迅雷」の異名を持ち、魔力は「加速(ヘイスト)」です。

仲間すら斬り捨てる冷酷さを見せましたが、撤退時にランスロットの追い討ちを受けて戦死しました。

エルギンは「悪食」の異名を持ち、魔力は対象の硬度や強度を一段下げる「劣化(ウィザー)」です。

ナシエンスの反撃で自分自身を劣化させられ、ランスロットの弓矢によって倒れました。

紅一点のバーギは「幻惑」の異名を持ち、魔力は「残像(ミラージュ)」です。

四大元素の杖という魔法具で水柱や風の刃、土の壁、炎の剣を操りましたが、ランスロットに射抜かれました。

ドロナックは「不死身」の異名を持ち、魔力は周囲15メートルにエネルギー波を放つ「衝撃(インパクト)」です。

宙を駆ける愛馬スレイプニルを従えていましたが、戦闘不能になったところをフィディックに両断されました。

タムドゥは「猟犬」の異名を持ち、魔力は「追尾(ホーミング)」で投槍を武器としました。

ゴウセルに精神と肉体を操られて味方を攻撃し、フィディックに斬首されています。

その他のキャメロット聖騎士

アードベックは魔力「逆再生(リバース)」の使い手で、半径50ヤード内の生命の刻を1分につき1年巻き戻し、赤子まで退行させます。

ただし生者限定で、死者の蘇生はできません。

聖戦で娘コニーを失った過去を持ち、「狩人のアード」を名乗ってパーシバル隊を騙していました。

改心した直後にタムドゥの投槍からアングハルハッドを庇って戦死しています。

ローズバンクは魔力「擬態(ミミクリィ)」の持ち主で、パーシバルに救われて戦いに疑問を持つようになりました。

グレネスクは鳥の仮面をつけ、多量のクナイを落下させる戦法を取りますが、ガウェインに敗北して捕縛されています。

リベットは魔力「石化(ベトリフィケーション)」の使い手で、技は死の雨です。

同じくガウェインに敗北して捕縛され、モートラックを殺されたことでランスロットに激怒しました。

ロックランザは3面の仮面をつけた聖騎士で、ガウェインに敗北しています。

ブラックラは魔力「狙撃(スナイプ)」の持ち主で、技は死角からの一撃です。

マクダフは魔力「静寂(セレニティ)」の使い手で、ジェイドを殺害した後、キオンの死葬鳥によって戦死しました。

ティーニニックは魔力「生物召喚(サモン・クリーチャー)」をキャスから授かった聖騎士です。

捕縛後にキャメロットへの扉を開こうとしたところ、呪詛返しによって体内から蟲に喰われて死亡しました。

アルタベーンは第2部でイロンシッドの部下として登場し、魔力は「山彦(エコー)」です。

ブリタニア北部を支配していましたが、バンに心臓を奪われて戦死しました。

ミルトンダフは魔力「弱体化(ウィークネス)」の使い手で、アルタベーンの死により撤退しています。

ダラクはイロンシッドの使い魔で、アングハルハッドの召使いを装って監視していました。

アラクドはモートラックが従える煉獄の幻獣で、ランスロットの一撃によって消滅しています。

カードゥとディーンストンは第250話で初登場した新キャラで、詳細はまだ確認できていません。

また元十戒のメラスキュラとガランは、キャスの手によってカオス化した状態で復活しています。

考察:混沌の陣営は「大切な人の幻」で縛られた集団である

敵陣営の面々を並べると、単なる悪役の集まりではないことがわかります。

ペルガルドは妻が息子の幻を心の支えにしているためにキャメロットに従い続けていました。

アードベックは聖戦で失った娘の記憶を突かれ、戦意を喪失しています。

キルベガンは迫害されていたところを救われた恩義で忠誠を誓いました。

そして後述するジェリコもまた、キャメロットが見せる「理想のランスロットの幻影」に取り込まれています。

キャス・パリーグの手口は、力で屈服させることではなく、欠落した部分に都合のよい幻を差し込むことだったと読めます。

つまり混沌の真の武器は破壊力ではなく、人が抱える喪失そのものだったのではないでしょうか。

そう考えると、パーシバルの「希望」が仲間の実在する想いを燃料にしている点は、この幻術への明確なアンチテーゼとして配置されているようにも見えます。

聖杯の騎士(カムランの騎士)

第232話から始まった聖杯編で登場したのが、聖杯の騎士と呼ばれる5人組です。

彼らの正体は、約25年後の未来からキャス・パリーグが混沌の時間操作で連れてきた、黙示録の四騎士の子どもたちでした。

未来のアーサーから調査任務を受けていた最中に、過去へと引き寄せられたという経緯があります。

キャスは彼らに「お前たちの親の名を騙る偽者がいる」と嘘を吹き込み、四騎士の抹殺を命じました。

二度の戦闘と対話を経て、目の前の相手が自分の親の若い姿だと理解し、和解に至ります。

現在はリオネスの復興下で住民に溶け込み、出自を伏せながら元の時代に戻る方法を探している状態です。

そして彼らがもたらした情報こそが、最終章最大の伏線になりました。

彼らの時代ではランスロットの混沌汚染は語ることすら禁じられたタブーとされ、その出来事を境に世界が転換したというのです。

七つの大罪は神話上の存在に成り下がり、人間以外の種族はすべて滅んでいると明かされました。

つまり彼らが来た未来は、明確なバッドエンドです。

ガラハド

ランスロットとギネヴィアの息子で、聖杯の騎士のリーダー格にあたります。

バンの孫、エレインの孫でもあり、妖精族と人間のハーフです。

カルダイツとは又従兄弟の関係になります。

能力は「五感遮断(ブロッキング)」で、半径約100フィート内の相手の五感を無効化します。

妖精の血により、変身せずに浮遊することも可能です。

武器は刀で、知覚不能の速度で斬る「刻肢無双」と、胸を貫いて心臓を刺す「暗貫」を使います。

顔を隠す際には鬼の面を着用しました。

初戦ではランスロットに傷を負わせており、あのランスロットに傷をつけられる稀有な存在として描かれています。

最後まで「若きランスロットが父である」ことを認めず戦い、敗北してようやく受け入れました。

なお年齢については25歳とする資料と18歳とする資料があり、統一されていません。

カルダイツ

パーシバルとナシエンスの息子で、愛称はカルです。

妖精族と巨人族と人間のハイブリッドという珍しい種族構成をしています。

キングとディアンヌは母方の祖父母、ローエングリンは異母姉にあたります。

固有魔力の名前は判明していません。

母ナシエンス譲りで薬草と毒物に精通しており、毒矢でパーシバルを戦闘不能にしました。

武器は神樹の弓で、技には矢が分裂して着弾後に樹木化する「クロサンザシの冬」があります。

妖精王の森の素材で作られた透明化する衣を身につけており、とんがり帽子を被るとさらに発見されにくくなります。

母から受け継いだ精霊槍のペンダントも所持しています。

ローエングリン

パーシバルとアングハルハッドの娘で、種族は人間です。

カルダイツは異母兄、カルデンは母方の祖父にあたります。

外見は母によく似ており、髪だけが父譲りの鮮やかな緑でポニーテールにまとめています。

瞳の色も父と同じです。

固有魔力は判明していませんが、母と同じ剣術で混沌の騎士を圧倒しました。

武器は杖に偽装したレイピア「雷神の杖剣」で、雷魔法が付与されています。

技は母の乱れ突きに酷似した「散りゆく薔薇」と、柄で殴打して感電させる「スタン・ビート」です。

聖杯の騎士のなかで唯一、七つの大罪と血縁がないメンバーでもあります。

リワルフ

ガウェインの養女にあたる魔術師タイプで、実の親は判明していません。

エスカノールとマーリンの義理の孫という位置づけになります。

能力はすべて呪文型で、炎の雹雨、天雷撃、凍結墓地、殲滅の光、魔力散逸、死の審判などを操ります。

装備は1日20分だけ詠唱を半分に短縮できる「破顔の面」と、風のような速度を得る籠手「風魔の腕」です。

いずれも未来のガウェインが護身用に与えたものとされています。

ガウェインを一度は圧倒したものの、幻術で欺かれて敗北しました。

ガラハドをからかう軽薄さと、戦闘での容赦のなさのギャップが特徴です。

なお名前の読みは資料によって揺れがあり、本記事では「リワルフ」に統一しています。

イザイ

トリスタンとイゾルデの息子で、ネフィリムと人間のハーフです。

メリオダスとエリザベスの孫にあたります。

女神族の血で天使の翼を実体化させて飛行し、魔神族の血では魔神の紋を出して戦闘力を上げる「黒の覚醒」を使います。

ただし人間の血の比率が高いため、同年齢時の父トリスタンより弱いとされています。

武器は長槍で、技には「流星一閃」と「スラスト・アンガー」があります。

この槍はのちにランスロットへ貸与され、ランスロットごと混沌に侵食されました。

父に会ったことがないという設定が語られており、その理由は明かされていません。

なお表記については「イセ」とする資料もありますが、本記事では「イザイ」に統一しました。

考察:聖杯の騎士は「未来を変えられる」ことの証明そのものである

聖杯の騎士の存在は、一見すると絶望的なバッドエンドの予告に見えます。

しかし彼らが現在に来てしまった時点で、すでに歴史は元の軌道からずれていると考えられます。

とくに注目したいのは、イザイが「父に会ったことがない」と語っている点です。

未来ではトリスタンが早世したか、あるいは何らかの理由で不在だったことになります。

ところがその父本人が、目の前で息子に勝ってしまいました。

子が親に敗北するという構図は、親世代がまだ倒れていないことの証明でもあります。

ローエングリンとカルダイツが同い年であることも含め、彼らが語る未来には未説明の空白が多く残っています。

その空白こそが、物語が未来を書き換える余地として用意されたものだと読むこともできそうです。

『七つの大罪』から続投した旧世代のキャラクター

本作には前作『七つの大罪』の主要人物が多数登場します。

ただし前作の設定と本作での現状は必ずしも同じではないため、切り分けて押さえておく必要があります。

メリオダス

前作では七つの大罪の団長で「憤怒の罪」を背負っていた魔神族です。

本作ではリオネス王国の国王となり、パーシバルたちを聖騎士に任命しました。

魔力は「全反撃(フルカウンター)」と「地獄の業火(ヘルブレイズ)」です。

妻はエリザベス、息子はトリスタン、弟はゼルドリスにあたります。

最新話時点では生存しているものの、精神的には崩壊状態に近い描写がされています。

エリザベスが昏睡から二度と目覚めないと分かった第249話では、空っぽの無表情でリオネス城にいる姿が描かれました。

王としての務めを果たせない状態にあり、息子トリスタンに「母さんを守ってやれなくて」と詫びています。

前作の圧倒的な団長像とのギャップが、読者に強い衝撃を与えた部分です。

エリザベス・リオネス

前作ではリオネスの第三王女で、永劫の輪廻の呪いを受けた女神族の転生体でした。

本作ではリオネス王国の王妃です。

第228話のキャス戦の最終局面で「神々の領域(パーフェクト・タイム)」を発動し、七つの大罪とリオネスの騎士、そして民衆の傷を同時に癒しました。

しかし人間の器で至高神の力を使った代償として器が壊れ、昏睡状態に陥ります。

第232話では「死んではいないが意識はおそらくもう戻らない」と示されました。

第253話時点でも回復の描写はなく、リオネス城のベッドで眠り続けています。

目覚める手段があるのかどうかは、本作最大の未回収伏線のひとつです。

バン

前作では七つの大罪の「強欲の罪」で、魔力は「奪取(スナッチ)」でした。

本作ではベンウィック王国の国王として登場します。

妻はエレイン、息子はランスロット、義弟はキングです。

第2部ではイロンシッドと交戦して圧倒し、部下のアルタベーンの心臓を奪って戦死させました。

第251話ではキングからランスロットの件を報告され、息子を救うためにリオネスへ向かう決意を固めます。

ただし不死を失った影響で寿命が大きく縮まっている状態にあり、この点が今後の展開に影を落としています。

なお年齢表記は資料によって61歳と41歳で割れており、後者は生物学的年齢を指しているとみられます。

エレイン

妖精族で、生命の泉の聖女にして妖精の王女、そして現在はベンウィック王国の王妃です。

キングの妹、バンの妻、ランスロットの母にあたります。

魔力は風を操る「神風(ミラクルウィンド)」で、妖精王の森の樹木を手足のように操る自然操作や、妖精族では稀な読心も使えます。

第251話では第2子を妊娠中であることが描かれました。

息子が世界の敵になったという現実に悲しみながらも、バンを送り出しています。

キング

前作では七つの大罪の「怠惰の罪」で、三代目妖精王でした。

本作では妖精王として、ディアンヌの夫、ナシエンスの父という立場にあります。

魔力は「災厄(ディザスター)」で、霊槍シャスティフォルを操ります。

キルベガンの落命怨魄呪で魔力を封じられましたが回復し、ウォーラルダンを撃破しました。

第249話ではバンとエレインのもとへランスロットの件を報告に向かっています。

ディアンヌ

前作では七つの大罪の「嫉妬の罪」で、巨人族です。

本作では巨人族の女王となり、キングの妻、ナシエンスの母という立場にあります。

魔力は「創造(クリエイション)」です。

怪物化したマートルの怒りを自らの体で受け止め、本心を引き出して和解させるという印象的な場面を担いました。

ゴウセル

前作では七つの大罪の「色欲の罪」で、人形の体を持つ存在です。

魔力は「侵蝕(インベイジョン)」で、記憶や精神に干渉します。

本作では長老に化けて、平和に暮らす魔神族の村を支えていました。

アードベック戦ではその記憶から娘の幻を作り出して戦意を喪失させ、後にはペルガルドを操ってアングハルハッドたちを逃がしています。

マーリン

前作では七つの大罪の「暴食の罪」で、ブリタニア最高の魔術師とされていました。

魔力は「無限(インフィニティ)」で、神器はアルダンです。

本作における最大の設定は、彼女がガウェインの実母であるという点です。

エスカノールとの禁忌の魔術によってガウェインが生まれたとされ、表向きはガウェインの従者という体裁を取っていました。

キャス・パリーグにアーサーの王座と正体を簒奪された後は、本物のアーサーとともに16年間身を隠していました。

その間、魔法の人形を通じて遠隔でガウェインを育てていたことになります。

キャスは捕らえた妖精族をマーリンそっくりに変身させて傍に置き、やがて自分で始末していたため、途中で登場していた「マーリン」は偽物でした。

第253話では本物のアーサーとともに永遠の王国から姿を現し、参戦を決意します。

そしてエスカノールと18年ぶりに生身で再会を果たしました。

エスカノール

前作では七つの大罪の「傲慢の罪」で、魔力は「太陽(サンシャイン)」、神器は神岩リッタでした。

魔神王討伐後に死亡しており、本作でも肉体はすでに失われています。

死後、マーリンが魂を人型の器に縛りつけ、執事姿でガウェインに仕えているという特殊な状態です。

したがって「生きている」とも「死んでいる」とも言い切れない扱いになっており、記述には注意が必要です。

四凶のベルトレープは彼の兄、イゾルデは姪にあたります。

第253話では生身のマーリンとの再会に歓喜する姿が描かれました。

ジェリコ

前作ではリオネスの聖騎士見習いで、新世代の一人でした。

本作ではランスロットの剣の師として序盤から登場します。

元はベンウィック王国の聖騎士長でしたが、キャメロットへ寝返り「混沌の暗殺者」「裏切りの刃」と呼ばれるようになりました。

魔力は氷を生成し操る「雪嵐(ブリザード)」と「氷牙(アイスファング)」です。

魔神族の煉獄の炎さえ凍らせるほどの出力を持ち、技には凍結棺や殺しの氷山があります。

前作で使っていた「神速(ゴッドスピード)」は、魔神の血を抜かれた際に失いました。

裏切りの動機は複雑です。

バンに恋し、その息子であるランスロットにも惹かれてしまい、拒まれるのを恐れて去ったとされています。

その後、キャメロットが見せる理想のランスロットの幻影に取り込まれ、軍門に下りました。

そして第250話「カオス・ランスロット」で、混沌を受け入れたランスロットが永遠の王国を滅ぼす際に命を落とします。

逃げるよう促されたにもかかわらず、「大事な奴らを裏切って、与えてくれた機会も自分で放棄した」と告げてその場に留まりました。

実質的にランスロット自身の手で師を死なせた形になっており、第251話では彼が深く悔いる様子が描かれています。

なお死亡は第250話の描写と複数の資料の分類が一致していますが、公式に明言されたかまでは確認が取れていません。

復活の可能性についても現時点では何も発表されていない状態です。

ホーク

前作では豚の帽子亭の残飯処理係で、その正体は煉獄の王でした。

魔力は「変豚(トランスポーク)」です。

本作でもエリザベスとともにキャス・パリーグの撃破に貢献しています。

ゼルドリスとゲルダ

ゼルドリスは前作の十戒「敬神」で、メリオダスの弟にあたる魔神族です。

本作では魔界の王として君臨しています。

幼少期のパーシバルと面識があり、当時は「じぇるどー」と呼ばれていました。

魔界へ乗り込んだパーシバルたちに協力しています。

ゲルダは吸血鬼でゼルドリスの恋人です。

魔界に迷い込んだ幼少期のパーシバルを保護して育てており、「げーだ」と呼ばれていました。

この2人との関係が、パーシバルが魔界で無傷でいられた理由や悪魔の言語を話せることにつながっていると考えられます。

その他の旧世代キャラ

ヘンドリクセンとドレファスは元二大聖騎士長で、現在は2人で隠居生活を送っています。

タイズーは元バイゼル喧嘩祭りの主催者で、現在はカントの酒場の店主です。

カッツは大道芸一座の座長で、魔力は「火花(スパーク)」、ペルガルドに殴り飛ばされて気絶して以降は登場していません。

ビビアンはギルサンダーを愛した魔術師で、3歳のキオンを誘拐して後継者として育てました。

5年後に成長したキオンの一撃を受けて逃走しています。

ミードは前作で七つの大罪に憧れていた少年で、本作では大柄な青年に成長していました。

アルタベーンに鼓膜を破られて敗北し、その後の生死は不明です。

考察:旧世代は「勝った側の疲弊」を描くために配置されている

本作における旧世代の扱いには、明確な一貫性があります。

メリオダスは妻を失いかけて王として機能しなくなり、バンは不死を失って寿命が縮み、エスカノールは肉体を失って魂だけの状態です。

マーリンは16年間身を隠すことしかできず、エリザベスは自らの力の代償で眠り続けています。

前作で聖戦に勝った者たちが、勝利の代償を払い続けているという構図です。

この配置は、単に新世代に主役を譲るための退場処理ではないように読めます。

むしろ「英雄が勝った後に世界はどうなるのか」という問いを、続編という形式でしか描けないやり方で提示しているのではないでしょうか。

聖杯の騎士が語る未来で七つの大罪が神話扱いになっているという設定も、この文脈で見ると意味が変わってきます。

実在した英雄が神話になるということは、誰も彼らの疲弊を覚えていないということでもあるからです。

リオネス王国・各国の要人

ここでは各国の王族や要人をまとめます。

ギネヴィア

第57話で登場したキャメリアード王国の王女です。

両親はすでに他界しており、名前も明かされていません。

キャスが化けた「アーサー」の形だけの花嫁にされ、同時にランスロットの恋人でもあります。

未来の息子はガラハドです。

魔力は「万華鏡(カレイドスコープ)」という未来視系の力で、3歳で覚醒しました。

自分が71歳で死ぬまでに自分の周囲で起きる出来事を、極めて精密に夢で見るという予知型の能力です。

読心ではない点が特徴になっています。

この予知能力ゆえにイロンシッドに拉致されてキャメロットへ連れて行かれ、物語の予言装置として機能してきました。

そして聖杯編では人質として使われ、ランスロットに混沌の契約を強いる引き金となります。

最新話時点では第251話で覚醒し、カオス化したランスロットに寄り添う決意を固めました。

未来視で分かっていながら運命に逆らわない理由について「代償が重い」と語っている点も、今後の焦点になりそうです。

ケイ・ペンドラゴン

キャメロット王国の家令で、アーサーの義兄にあたります。

ウーサー王の実子であり、ガウェインの養父という立場です。

幼少期はアーサーを妬んで殺そうとした過去があります。

現在は新キャメロットに在籍し、ガウェインを気にかけている描写があります。

第253話では義弟アーサーとの再会に涙する場面が描かれました。

バルトラ・リオネス

リオネス王国の前王で、エリザベスの父、トリスタンの祖父にあたります。

幼少期のアーサーを救った人物としても回想で語られました。

ダブズ

巨人族の名工で、職人であり料理人でもあります。

ガウェインからは「ダビー」と呼ばれています。

前作では魔神を封じる永遠の棺などを製作しており、本作でもパーシバル隊の装備の多くを手がけました。

ナシエンスのバイポラーグローブ、ドニーのガードオールドマン、アングハルハッドのミラージュスティンガー、そしてパーシバルのフォース・サーキュラーはいずれも彼の作品です。

第253話では一行が聖杯を持って彼のもとを訪れ、混沌に対抗する武器の製作が始まりました。

パーシバル、トリスタン、ガウェインの武器に「混沌の血」を纏わせることに成功したとされています。

考察:本作の王族は全員「王としての務めを果たせていない」

各国の要人を並べると、奇妙な共通点が見えてきます。

リオネスのメリオダスは妻の昏睡で王としての務めを果たせず、キャメロットのアーサーは玉座も力も奪われて幽閉されていました。

キャメリアードのギネヴィアは他国の王に嫁がされ、ベンウィックのバンは縮んだ寿命を抱えたまま息子を追いかけています。

妖精王キングと巨人族の女王ディアンヌでさえ、我が子の取り違えという私的な問題に翻弄されていました。

つまり本作の世界では、統治機構がほぼ全域で機能不全に陥っているわけです。

この状況で最も「王らしく」振る舞っていたのが、幻で人心を掌握したキャス・パリーグだったという皮肉は、意図的な配置だと読めます。

最新話(253話)時点で状況が動いたキャラクターまとめ

ここでは第249話から第253話までの流れを、キャラ別に整理します。

現在の章はカオス・ランスロット編で、その前が聖杯編にあたります。

第249話「祈り」では、エリザベスの昏睡が二度と覚めないものとして確定的に示されました。

メリオダスは抜け殻の状態になり、トリスタンは母と親友を同時に失う形になります。

その傷を支えたのが婚約者のイゾルデでした。

キングはこのタイミングでバンとエレインのもとへ向かっています。

第250話「カオス・ランスロット」では、カオス化したランスロットが永遠の王国に出現しました。

混沌の騎士たちはほぼ全滅し、ディーンストンのみが囮を使って逃走しています。

そしてこの回でジェリコが命を落としました。

第251話「抗い」では、ランスロットが師を死なせたことに葛藤する姿が描かれます。

同時にギネヴィアが覚醒してランスロットに寄り添う決意を固め、バンはリオネスへ向かう決意を固めました。

エレインが第2子を妊娠中であることが判明したのもこの回です。

第252話「怖るべき未来」では、リオネスの復興が進むなかでトリスタンが立ち直ります。

聖杯の騎士に事情を尋ねたところ、彼らは「自分たちが生まれる前の出来事なので知らない」と答えました。

そのうえで、未来では七つの大罪は伝説上の存在であり、人間以外の四種族は存在しないと明かします。

この情報を受けて、巨人の名工ダブズに混沌へ対抗する武器を作らせる計画が決定しました。

第253話「希望に向かって」では、ダブズのもとで武器製作が進みます。

パーシバル、トリスタン、ガウェインの武器に混沌の血を纏わせることに成功しました。

そして本物のアーサーとマーリンが永遠の王国から出現し、参戦を決意します。

ケイは義弟アーサーとの再会に涙し、エスカノールは生身のマーリンと18年ぶりの再会を果たしました。

さらに四凶のペルガルド、イロンシッド、ウォーラルダンらが、償いとしてパーシバルたちの修行相手になるという展開が描かれています。

なお第249話から第253話の細部については、公式のあらすじが十分に公開されていないため、本記事の記述は原典での確認が望ましい部分を含みます。

生死・所属の現況まとめ

第253話時点で死亡が描かれているのは、バルギス、ジェイド、ジェリコ、モートラック、アードベック、マクダフ、ティーニニック、アルタベーン、そして闇のタリスマンの5人です。

タリスカーについては情報が割れているため、断定を避けます。

エリザベスは生存していますが昏睡状態が続いています。

エスカノールは肉体としてはすでに死亡しており、魂が器に宿っている特殊な状態です。

そして敵対中の最大の存在が、カオス化したランスロットです。

一方でペルガルド、イロンシッド、ウォーラルダンといった四凶は、第253話の時点で味方側に寄る動きを見せています。

敵味方の配置が大きく塗り替えられている最中だといえます。

まとめ:黙示録の四騎士のキャラを押さえるなら「陣営の流動性」に注目

ここまで第253話時点の登場人物を陣営別に整理してきました。

改めて振り返ると、本作のキャラクターは所属が固定されていないことが最大の特徴です。

四騎士の一角だったランスロットは敵に回り、四凶は味方側に寄り、未来から来た敵は仲間になりました。

キャメロットの王だと思われていた人物は別の存在で、その本人は被害者でした。

つまり「誰が味方か」という問いに固定的な答えがない構造になっているわけです。

この記事を読み返すときは、各キャラの能力よりも「いま誰の側にいるか」を追いかけると全体像がつかみやすくなります。

次は個別のキャラクターについて、より深く掘り下げた考察記事もご用意しています。

とくにカオス・ランスロットの行方と、エリザベスが目覚める可能性については単独で追う価値のあるテーマです。

あわせてチェックしてみてください。

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