追放された転生重騎士はゲーム知識で無双するの漫画版第172話について、公式に確認できる情報だけを土台に、172話前後の展開を考察します。
172話はコミックDAYSで2026年7月6日に配信された回で、単行本19巻で描かれる禁断の大森林の大討伐編の直後に当たります。
この記事では、18巻と19巻の公式紹介文、そしてなろう版の原作を突き合わせて、大討伐編がどんな物語なのかを読み解きます。
アニメから入った方で漫画版の現在地を知りたい場合は「追放された転生重騎士 アニメと原作の違い|続きは漫画何巻から?」で読み始めの位置を整理しているので、あわせてご覧ください。
この記事には単行本19巻までの内容とWeb原作のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
- 172話の基本情報|コミックDAYSの配信日と公式の話数表記
- 172話は何巻に入る?19巻の収録範囲から位置を割り出す
- 18巻のおさらい|準A級昇級と契約獣の登場
- 19巻の展開|契約獣「饕餮」戦の決着と禁断の大森林の大討伐
- 禁断の大森林とは何か|なろう版原作で語られる王国最悪の禁足地
- エドヴァン伯爵家の部隊に配属された理由|原作の北方貴族会談から読む
- 大討伐の真の目的|夢神の尖兵と黒き炎刃カロスの影
- 独自考察|父アイザスの指揮下で問われる「重騎士の評価」
- マリスとスノウの参戦|大討伐編で注目したい人物
- 原作との対応|なろう版は大討伐の直前までで止まっている
- 172話以降の見どころ予想|180話までの連載をどう追うか
- まとめ|172話は19巻の大討伐編を受けた20巻の幕開け
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172話の基本情報|コミックDAYSの配信日と公式の話数表記
最初に、172話について公式に確認できる事実を整理しておきます。
コミックDAYSの作品ページでは、第170話が2026年6月22日、第171話が6月29日、第172話が7月6日に配信されています。
その後も連載は続いており、2026年9月18日には第180話が配信されています。
公式の各話タイトルは「第172話」のように番号だけで、話ごとのサブタイトルは付いていません。
当記事の以前の版では、170話から172話に固有のサブタイトルがあるかのように書いていましたが、公式の表記では確認できなかったため削除しました。
あわせて、172話に登場する人物や会話の細部についても、本文を確認できた情報源がないため、この記事では断定しません。
話単位の細かいあらすじを書くかわりに、172話がどの章のどの位置にあるのかを公式情報から確定させ、そこから物語の流れを考えていきます。
172話は何巻に入る?19巻の収録範囲から位置を割り出す
単行本19巻は2026年10月6日発売予定で、講談社の書誌情報には初出として、ヤングマガジン2026年第20号、第21号、第24号から第27号、第29号から第31号の計9号が記載されています。
コミックDAYSの配信日を並べると、164話のあとに2週、168話のあとに1週の空きがあり、この休載の並びが19巻の初出号の抜け方とぴったり重なります。
そこから考えると、19巻の収録範囲は163話から171話の9話分と見るのが自然です。
1巻あたり9話という区切りは配信の並びからも一貫しており、18巻は154話から162話に当たると考えられます。
つまり172話は、19巻のラストを受けて始まる20巻の1話目になる見込みです。
単行本派の読者にとっては、19巻を読み終えた直後の続きがちょうど172話だということになります。
ただし20巻の収録範囲や発売日は、執筆時点では公式に発表されていません。
18巻のおさらい|準A級昇級と契約獣の登場
大討伐編を理解するために、18巻の公式紹介文から流れを確認しておきます。
17巻では準A級への昇級試験の終盤で、ケルトの師匠でもある狩人ダーレンがエルマたちの前に立ちはだかりました。
18巻の紹介文によると、エルマたちはその昇級試験を突破し、準A級冒険者になっています。
そして次の大討伐に向けて戦力を上げようとしたところで、力量を示すことで冒険者の仲間になる「契約獣」と呼ばれる魔物と出会います。
紹介文には、危険度MAXの敵に対してルーチェとの共闘で勝利を目指すという一文もあります。
ここで押さえておきたいのは、18巻の時点ですでに「次なる大討伐」が目標として掲げられていることです。
昇級も契約獣も、すべてはこの大討伐に間に合わせるための準備として描かれていると読めます。
ルーチェの豪運や彼女が元のパーティを追われた経緯については「追放された転生重騎士 ルーチェ考察|元パーティ追放の本当の理由と豪運の正体」で詳しく掘り下げています。
19巻の展開|契約獣「饕餮」戦の決着と禁断の大森林の大討伐
19巻の公式紹介文では、契約獣「饕餮」との戦闘を終え、いよいよ禁断の大森林での大討伐が始まると紹介されています。
紹介文の見出しには、100人規模の大討伐という言葉が使われています。
この作戦には剣聖マリスやスノウも参加し、エルマは馴染みの4人パーティで挑みます。
そして100人を超える冒険者が次々と集まるなかで、エルマたちが配属されたのは、彼を廃嫡した父親が率いるエドヴァン伯爵家の部隊でした。
紹介文はこの配属の場面で区切られているので、19巻は親子の再会を予感させる引きで終わる構成だと考えられます。
172話はその直後から始まる回なので、エドヴァン伯爵家の部隊のなかでエルマがどう扱われるのかが、物語の焦点になっている可能性が高いでしょう。
ただし172話の中で具体的に誰と何を話したのかまでは、公式の紹介文からは分かりません。
ここから先は、原作で確認できる設定をもとにした考察として読んでください。
禁断の大森林とは何か|なろう版原作で語られる王国最悪の禁足地
禁断の大森林という地名は、漫画版で突然出てきたものではありません。
なろう版の原作では、第二章でギルド長ハレインとの会話の中で初めて名前が出てきます。
原作の説明によれば、禁断の大森林は大陸北部に広がる区域で、攻略されずに放置された高レベルのダンジョンがあふれ、魔物災害が常態化している場所です。
エルマ自身も、この大陸で最悪の禁足地として認識しています。
王国が魔物災害に巻き込まれないよう、数年おきに各地の貴族が手を組んで魔物の間引きに向かっているという設定も、この時点で語られています。
この間引きこそが「大討伐」です。
原作の第四章冒頭「北方貴族会談」では、大討伐とは主に禁断の大森林での魔物の間引きを指す言葉だと説明されています。
つまり大討伐は冒険者ギルドの依頼というより、北方の貴族家が王家に対して負っている責務という性格が強いのです。
この点は、19巻でエルマたちが「貴族家の部隊」に配属されるという流れと素直につながります。
作品全体の用語やクラスの仕組みは「追放された転生重騎士 世界観・設定まとめ|重騎士と加護の儀を解説」にまとめています。
エドヴァン伯爵家の部隊に配属された理由|原作の北方貴族会談から読む
なぜエルマたちは、よりによって父アイザスの部隊に入ることになったのでしょうか。
この疑問を解く手がかりが、なろう版の「北方貴族会談」にあります。
会談には、ハウルロッド侯爵家のハーデン、エドヴァン伯爵家のアイザス、ヒーツ伯爵家のヒルマン、ヴィルス伯爵家のヴェルムという北方の有力貴族が集まります。
議題は、ベルネット公爵家から命じられた禁断の大森林の大討伐です。
前回の大討伐から3年しか経っておらず、本来は十年に一度ほどの行事が短い間隔で回ってきたことに、アイザスは不満を見せています。
原作では、大討伐で数合わせになるのは最低でもB級以上の冒険者で、エドヴァン伯爵領にはその層が少ないと説明されます。
領地の守りを空にするわけにもいかないため、アイザスはハーデン侯爵から上級冒険者を紹介してもらうしかなく、気に入らない相手に借りを作ることになります。
ハーデン侯爵は会談の中で、アイザスが加護の継承にこだわり、自分の息子を放逐したことまで皮肉っています。
ここから読み取れるのは、エドヴァン伯爵家の部隊は家の騎士だけで固めた部隊ではなく、外から集めた冒険者で戦力を埋める寄せ集めになりやすいという事情です。
準A級に上がったエルマのパーティがそこへ回されるのは、戦力の穴を埋めるという意味では筋が通っています。
漫画版がこの会談をどこまで同じ形で描いているかは確認できていませんが、配属の背景としては十分に説得力のある設定です。
大討伐の真の目的|夢神の尖兵と黒き炎刃カロスの影
原作の北方貴族会談では、今回の大討伐が単なる魔物の間引きではないことも明かされています。
きっかけは、A級冒険者「黒き炎刃」カロスがハウルロッド侯爵領で人為的に魔物災害を起こそうとした事件です。
カロスはダンジョンに危険なアイテムをばらまいて夢の主の存在進化を誘発し、最悪の魔物災害である夢壊を引き起こそうとしていました。
ハーデン侯爵は、その知識を得るための実験が、王家の目が届かない禁断の大森林で行われていたのではないかと疑っています。
そして会談の最後には、今回の大討伐がカロスの属していた謎の教団「夢神の尖兵」の正体を暴く戦いになると宣言されます。
実は第二章の時点で、ギルド長ハレインは北部の領地、とくに禁断の大森林に近い土地で不自然な魔物災害が多いと漏らしていました。
エルマもまた、夢の主の存在進化が人為的に条件を整えられたものではないかと疑っています。
原作は第二章から第四章まで、この違和感をゆっくりと積み上げてきたことになります。
漫画版の大討伐編は、その伏線が一点に集まる舞台だと位置づけられそうです。
独自考察|父アイザスの指揮下で問われる「重騎士の評価」
ここからは筆者の考察です。
大討伐編の一番の見どころは、魔物との戦いそのものより、エルマが父の指揮下に入るという構図にあると考えています。
原作の第一章で、アイザスはギルドでの模擬戦を通してエルマの実力を一度は認めました。
しかしそれはあくまで「不正はなかった」と認めただけで、重騎士というクラスを評価し直したわけではありません。
北方貴族会談のアイザスは、当主自らが魔物を討つことこそ貴族の本来の姿だと主張し、ハーデン侯爵からは前時代的だと切り捨てられています。
一人の勇者は無名の千の兵に勝るというエドヴァン伯爵家の信念は、クラスを使った戦い方が体系化された時代のなかで古くなりつつある、というのが原作の書き方です。
ここで面白いのは、エルマのゲーム知識がまさに「クラスの体系化」の極致だという点です。
スキルの取り方、レベル上げの手順、敵ごとの対策を知り尽くしたエルマの戦い方は、ハーデン侯爵が言う新しい時代の側にあります。
一方で、自分の手で前線に立つという意味では、重騎士として最前線で攻撃を受け止めるエルマほど「一騎当千」に近い戦い方をする人物もいません。
つまりエルマは、アイザスの古い信念とハーデンの新しい合理主義のどちらにも片足ずつ乗っている存在です。
父の部隊で戦うことは、エドヴァン伯爵家が切り捨てた重騎士こそが、家の信念を現代に通用する形で体現しているという皮肉を、アイザス本人の目の前で見せることになるはずです。
筆者は、大討伐編の山場で、アイザスが重騎士という「クラス」ではなくエルマという「戦い方」を認めざるを得なくなる場面が来ると予想しています。
それが謝罪の言葉になるのか、指揮官としての判断で示されるのかは分かりませんが、第一章で残った親子のわだかまりに、もう一段の決着がつく章になる可能性は高いでしょう。
マリスとスノウの参戦|大討伐編で注目したい人物
19巻の紹介文で名前が挙がっているマリスは、エドヴァン伯爵家の剣聖で、エルマの廃嫡後に家の側に立つ人物です。
原作の第一章でも、アイザスとともにエルマの前に現れ、模擬戦でエルマと刃を交えました。
エドヴァン伯爵家が大討伐に参加する以上、同じ作戦にマリスがいるのは自然な流れで、エルマとの関係がどう動くかは大きな注目点です。
原作のエルマは、幼い頃のマリスは誰かを貶めるような子ではなかったと振り返っており、彼女の変化には何か理由があることがほのめかされています。
もう一人のスノウは、なろう版ではハウルロッド侯爵家の当主ハーデンの第一子、スノウ・ハウルロッドとして第三章から登場する剣士です。
原作では、他の次期当主候補との競争のために実績作りへ奔走しており、冷酷で不気味だという噂が先に立つ人物として紹介されます。
一方でエルマは、実際に会ったスノウを思ったより話の通じる相手だと感じ、舐められないために露悪的に振る舞っているだけではないかと見ています。
大討伐の発端を作ったハウルロッド侯爵家の跡取りと、エドヴァン伯爵家の剣聖マリスが同じ作戦に並ぶことになるので、貴族家どうしの思惑が現場にも持ち込まれる展開は十分に考えられます。
ただし漫画版のスノウが原作とどこまで同じ描かれ方をしているかは、この記事では確認できていません。
パーティメンバーの基本的な人物像は「転生重騎士はゲーム知識で無双する 登場人物・キャラ4人を解説」で紹介しています。
原作との対応|なろう版は大討伐の直前までで止まっている
先の展開を原作で確かめたい方のために、なろう版との対応関係も整理しておきます。
なろう版は第四章「宵闇の狩人」の第十八話までが公開されており、通し番号では154話が最新です。
第四章は「北方貴族会談」で大討伐の開催が決まるところから始まりますが、なろう版の公開範囲には禁断の大森林での戦闘そのものはまだ含まれていません。
また、漫画版17巻から19巻に登場する準A級の昇級試験、狩人ダーレン、契約獣、饕餮といった要素は、なろう版の本文では見当たりませんでした。
漫画版はなろう版の公開範囲を越えた展開に入っていると見てよく、書籍版の内容や漫画オリジナルの構成が含まれている可能性があります。
そのため172話以降の細かな展開を、なろう版から先読みすることは難しいのが現状です。
逆に言えば、大討伐の背景にある貴族同士の対立や夢神の尖兵の伏線は、なろう版の第二章から第四章を読むことで、漫画版よりも詳しく把握できます。
172話以降の見どころ予想|180話までの連載をどう追うか
コミックDAYSでは、172話のあとも毎週のように更新が続き、9月18日には180話が配信されています。
19巻と同じく1巻9話のペースが続くなら、172話から180話がちょうど20巻1冊分に当たる計算です。
この範囲は、大討伐の序盤から中盤にかけての展開になると考えられます。
筆者が注目しているのは、100人を超える冒険者が集まる作戦の中で、エルマのゲーム知識がどこまで通用するのかという点です。
原作の北方貴族会談でハーデン侯爵が「いつもの大討伐だと甘く見るな」と警告しているように、今回の森には教団の実験という、ゲームには存在しなかった要素が絡んでいる可能性があります。
エルマはこれまで、ゲームの知識で相手の手の内を先読みすることで格上を倒してきました。
その知識が及ばない相手が出てきたとき、エルマが何を頼りに戦うのかが、大討伐編の本当のテーマになるのではないでしょうか。
そしてそのとき隣にいるのが、知識ではなく運で道を切り開いてきたルーチェであることにも、意味がありそうです。
アニメ第2クールの範囲がどこまで進むのかについては「追放された転生重騎士 アニメ第2クール考察|ケルト・メアベル登場とどこまで描かれるか」で予想しています。
この記事で参照した情報は、講談社公式の作品ページと単行本18巻、19巻の書誌情報および紹介文、コミックDAYSの各話配信ページ、そして小説家になろう掲載の原作「大ハズレだと追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する」です。
172話の具体的な台詞や場面については、コミックDAYSかヤンマガWebで本編を確認してください。
まとめ|172話は19巻の大討伐編を受けた20巻の幕開け
第172話は2026年7月6日にコミックDAYSで配信された回で、公式の話数表記にサブタイトルはありません。
19巻の初出号と配信日の並びから、172話は19巻の続きであり、20巻の1話目に当たる見込みです。
19巻では契約獣「饕餮」との戦いを終え、禁断の大森林で100人規模の大討伐が始まり、エルマたちは父が率いるエドヴァン伯爵家の部隊に配属されます。
なろう版の原作によれば、大討伐は北方貴族が王家に対して負う責務であり、今回は教団「夢神の尖兵」の正体を暴く戦いでもあります。
重騎士を理由に息子を追放した父の指揮下で、エルマのゲーム知識と重騎士の戦い方がどう評価されるのかが、大討伐編の最大の見どころになりそうです。
漫画版の続きがアニメのどこにつながるのかを知りたい方は、「追放された転生重騎士 アニメと原作の違い|続きは漫画何巻から?」もあわせて読んでみてください。
追放された転生重騎士はゲーム知識で無双するをコマで読み返すなら
ここで書いた読み方を頭に入れて読み返すと、同じ場面でも見えてくるものが変わります。DMMブックスなら試し読みから電子で読めます。
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