『敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される』5話のネタバレ考察です。
第5話「犯人は誰?(1)」では、ディートリヒの「夫の前で他の男の話をしているのか」という嫉妬のあと、マリーの薬草の花壇が何者かに枯らされます。
この記事は第5話までの内容を扱い、結末のネタバレを含むので、未読の方はご注意ください。
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敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される5話あらすじ|「あのときのように」の一言
第4話の最後でマリーを引き寄せたディートリヒは、「夫の前で他の男の話をしているのか」と問いかけます。
マリーの髪を指に絡めて顔を寄せたものの、怯える様子を見て彼は身を引きました。
そして「すまない」と謝り、怖がらせるつもりはなかった、手を握っていて欲しいだけだと続けます。
問題はその次の「あのときのように」です。
マリーは、やはりこの人が薄明の瞳の彼なのではと考え始めます。
ただし、ディートリヒの口から答えは語られません。
マリーの薬草の花壇と庭師ジョン|「令嬢らしからぬ」趣味を内緒に
場面は変わり、マリーは庭師のジョンから、希望していた道具と苗を受け取ります。
第4話でディートリヒが口にした花壇の話は、本当に形になっていました。
ジョンは、たまのディートリヒからの頼みごとだから遠慮はいらないと笑います。
薬草を育てたいなんて何者なのかと聞かれたマリーは、ただの趣味だとごまかし、令嬢らしくないと言われそうなので内緒にしてほしいと頼みました。
この時、マリーはふと振り返りますが、そこには誰もいません。
枯れた花壇とロッタの噂|「マリー様はスパイ」は誰が流したのか
数日後、薬草を摘みに出たマリーは、すれ違ったメイドに避けられたような違和感を覚えます。
そこへ駆けつけたジョンに案内されて見たのは、無残に枯れた花壇でした。
ジョンの見立てでは、この枯れ方は誰かが除草剤をまいたものだといいます。
自分が見張っていればと謝るジョンを、マリーは「謝ることはない」と止めました。
そこへ「あらあら」と現れたのがロッタです。
ロッタによれば、使用人の間では「マリーはマクマーツィー家のスパイで、ディートリヒを暗殺するために毒草を育てている」という噂が広まっているとのことでした。
ジョンは自分が仕入れた苗だから毒ではないと否定しますが、ロッタは、みんな愛想良くしていても内心は疎ましく思っているのだろうと追い打ちをかけます。
その夜、マリーは何も言わずに「おやすみなさいませ」と笑います。
ディートリヒが「マリー」と呼びかけ、マリーが「はい?」と返すところで、話は次回へ続きます。
独自考察|「他の男」に妬く彼と「あのとき」を語る彼は矛盾している
第4話の最後の表情に「嫉妬顔」と盛り上がった読者への答えが、「夫の前で他の男の話をしているのか」でした。
ただ、続く「あのときのように」と並べると、少し不思議な会話になります。
もしディートリヒが包帯の患者本人なら、マリーの言う「彼」は自分自身です。
それなのに名乗り出ず、妬いたような言葉だけをぶつけ、「あのとき」という手がかりだけを落としています。
コメントにも「わかってて嫁にもらったのだろうけど、なら話してあげなよ」という声がありました。
この沈黙には、二つの読み方があると考えます。
一つは、口下手で自分から切り出せないという読みです。
執事に叱られて謝りに来るような人物なので、これは十分ありえます。
もう一つは、マリー自身に思い出してほしい、または看護師の過去に踏み込まない配慮をしているという読みです。
マリーは「本で詳しくなっただけ」とごまかしており、彼が問い詰めなかったことは第4話でも気になりました。
もし過去を隠したいマリーの気持ちを察しているなら、彼の沈黙は優しさであり、同時にすれ違いの原因にもなります。
もちろん、第5話の時点ではマリーの推測にすぎず、本人は認めていません。
押さえ込んだ直後に自分から身を引いて謝ったことも重要です。
第3話の「すまなかった」に続く二度目の謝罪で、この人が力を持ちながら止まれる人物だと示しています。
独自考察|ロッタはなぜ「薬草」だと知っていたのか
サブタイトルの「犯人は誰?」について、作中で犯人はまだ明かされていません。
それでもコメント欄では「お前の差金だろ」「あんたがやったのね」と、ロッタを疑う声が目立ちます。
私も、状況を並べるとロッタは怪しいと考えます。
気になる点は三つあります。
- 花壇が枯れた場に、待っていたかのように現れた
- 噂の中身を、誰よりも詳しくマリーに教えている
- マリーが内緒にしてほしいと頼んだ薬草を「マリー様が植えた薬草」と呼んでいる
特に三つ目です。
噂が「毒草」なのに、ロッタ本人は「薬草」と言っています。
噂を信じている人なら毒草と言いそうなものですし、薬草と知っているのなら、なぜ噂を否定しないのかという話になります。
苗を受け取った時にマリーが振り返った場面も、誰かに見られていた伏線だと読めます。
ただし、これらはあくまで状況証拠で、本当に手を下したのが誰かは第5話では分かりません。
マリーを避けたメイドが実際に何を聞かされているのかも、気になるところです。
独自考察|魔女、賤職、そしてスパイ。マリーの知識はまた「毒」にされる
第5話の噂は、第1話の繰り返しになっていると考えます。
第1話のマリーは、チューリップの毒から黒猫を守ろうとして、「魔女に憑りつかれている」と言われました。
今度は人を救うための薬草を育てて、「暗殺のための毒草」と言われます。
どちらも、知識を持つ女性が理解されないまま悪者にされる構図です。
せっかく第4話で夫に肯定された知識が、屋敷の中では疑いの種に変えられてしまいました。
ロッタの「みーんな内心は疎ましく思っている」という言葉も巧妙です。
証拠を示さずに、マリーが実家で刷り込まれてきた「自分は嫌われている」という思い込みを刺激しています。
「敵国から来た」という事実がある以上、マリーには否定する材料もありません。
コメントの「主人からお役御免になったら職を失う立場」という指摘はもっともですが、そのお役御免を言い渡せるほど、マリーはまだ自分の立場を信じられていないのです。
5話で残った謎|ディートリヒは何を言いかけたのか
第5話を読み終えて、次の4つが気になりました。
- 花壇に除草剤をまいた犯人は誰なのか
- スパイの噂を最初に流したのは誰なのか
- 「あのときのように」の「あのとき」はいつを指すのか
- ディートリヒは「マリー」と呼びかけて何を言うつもりなのか
マリーが花壇のことも噂のことも夫に話さないまま笑っている点は、特に心配です。
謝らせない、頼らない、笑って隠すという実家仕込みの癖が、ここでも出ています。
続きは第6話「犯人は誰?(2)」で、作品ページでは第5話以降は1話55ptとなっています。
読み終えたら、第6話の考察もあわせてどうぞ。
まとめ|敵国に嫁いだ戦場の天使5話は甘い夜と花壇の事件の落差が見どころ
『敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される』第5話は、ディートリヒの「他の男」発言と「あのときのように」で距離を縮めた直後に、枯れた花壇とスパイの噂でマリーを突き落としました。
第4話で肯定された薬草の知識が、すぐに疑いの材料へ変えられる展開は、この屋敷にまだ敵がいることを示しています。
犯人は誰なのか、そしてディートリヒは何を言いかけたのか。
答えは、敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される6話ネタバレ考察|犯人ロッタの追放とサザリーの本音で考察しています。
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