『敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される』の侍女ロッタはいつ帰るのか、なぜあんなに偉そうなのかを、第17話までの内容をもとに考察します。
先に結論を言うと、ロッタは第5〜6話「犯人は誰?」で犯人と受け止められ、第7話の時点ではもう屋敷を去っていると読めます。
ここから先は第7話を中心にネタバレを含むので、未読の方はネタバレ注意でお読みください。
なお、ロッタ以外の人物も含めた全体の関係は、敵国に嫁いだ戦場の天使 キャラクター紹介|マリー・ディートリヒ・サザリーの相関図【ネタバレ注意】で整理しています。
本文の細部はめちゃコミックの公式の話一覧、ネタバレありレビュー、各話コメントで確認できた範囲で書き、1件だけの読みはそのつど区別します。
各話ごとの考察は、敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される全話ネタバレ一覧|第1話から最新話までから順に読めます。
ロッタの事件が決着する回は、第6話の考察で詳しく読めます。
侍女ロッタはいつ帰る?|第7話には屋敷を去っている
無料で読める第1話から第4話の時点では、ロッタはまだ屋敷にいます。
無料範囲の最後で腹を立てたまま読み終えた人が、「このメイドはいつまでいるのか」と気になるのは当然です。
第4話のコメントでいいねを多く集めているのも、「この側仕えの侍女ムカつくんだが」「意地悪で偉そうな侍女は実家に送り返してくれないかな」という声です。
話が動くのは、次の第5話と第6話「犯人は誰?」です。
第5話のコメントには「あんたがやったのね」「お前の差金だろ」という反応が並び、第6話のコメントには「ロッタが犯人でした」とはっきり書いたものがあります。
同じ第6話には「侍女はこれでおさらばか」という声もあり、第7話のコメントには「結果的には帰ってくれて絶対に良かった」とあります。
これらを合わせると、ロッタは第6話で犯人と分かり、第7話が始まるまでに屋敷を出たと考えるのが自然です。
無料範囲の第4話から数えると、あと2話でひとまず決着がつくことになります。
ロッタが屋敷でどのような事件を起こしたのか、具体的な中身はコメントだけでは確定できません。
ただ、第7話のコメントに「メイドの2人はロッタに騙された」「いきなり無視」とあるので、屋敷のメイドにマリーのことで嘘を吹き込み、マリーが無視される状況を作っていたと読めます。
同じ第6話のコメントでは「妹が暗躍してて」とも言われていて、ロッタの動きの背後にサザリーがいると受け止めた読者もいます。
どこまで妹の指示だったのかは、確認できた範囲でははっきりしません。
無料の第1〜4話のロッタ|読者が怒っている場面
第1話から第4話までのロッタについても、読者の反応から整理しておきます。
レビューの一つには、19歳のメイドとして名前が挙がり、「消えろ!!」という言葉に強く腹を立てた感想があります。
これが誰に向けたどの場面の言葉かまではレビューから断定できませんが、主人に仕える者の言葉遣いではないことへの怒りが、読者の不満の中心です。
本作のレビューで星1を付けたものは1件だけですが、それもロッタへの怒りで、ムカムカして読めないのでもう読まないと書かれています。
別のレビューには、使用人が威張る様子は若い店長を見下す古株パートより不愉快だという例えがあり、こんなメイドなら連れてこずに一人で嫁いでくればよかったのにという声もあります。
絵やディートリヒは気に入っているのに、ロッタのせいで続きを迷うという読者がいるほど、彼女の存在感は序盤を支配しています。
読者がもうひとつ不思議がっているのは、屋敷の人々が気づかないことです。
第4話のコメントには、あんなにメイドと一緒にいるなら他のメイドに気づかれないのか、態度が悪すぎてバレないのか、という疑問に12件のいいねが付いています。
屋敷の人々が優しいからこそ、この疑問はより大きくなります。
ロッタがマリーと二人きりのときに限って態度を変えているのなら、それは感情に任せた無礼ではなく、見られない場所を選んでいることになります。
そう考えると、ロッタの無礼はかなり計算されたものだったのかもしれません。
第5話のコメントでは「案の定、立場が悪くなってきた」とも言われていて、ディートリヒが過去を打ち明けないまま時間が過ぎたことが、ロッタに付け入る隙を与えたと見る読者もいます。
ロッタが偉そうな理由|マクマーツィー家の序列を持ち込んだ侍女
レビュー全72件のうち26件が、侍女、メイド、ロッタ、付き人のいずれかに触れています。
妹に触れたレビューが19件、父に触れたものが10件なので、この作品で読者の怒りを最も集めているのはロッタだと言ってよさそうです。
第1話のコメントでも「ヒロインの侍女、何でこんなに偉そうなんだ」という声に16件のいいねが付いています。
では、なぜ使用人が主人にここまで横柄なのでしょうか。
読者の説明でまず多いのは、実家で許されていたから、というものです。
公式あらすじのとおり、マリーは幼い頃から家族に虐げられてきました。
第4話のコメントには、虐げられている娘なら自分もいじめてよいと思っているのではないか、という読みがあります。
レビューにも、実家で許されていた態度を嫁ぎ先でも続けているのだろうという見方があります。
つまりロッタにとって、マリーは仕えるべき主人ではなく、家の中で一番下に置かれた人だったわけです。
もうひとつの説明は、嫁ぎ先への思い込みです。
レビューの一つは、ロッタが嫁ぎ先での主人の扱いは悪いはずで、だから自分の扱いも悪いはずだと思い込み、逆ギレしていると読んでいます。
敗戦国から人質同然で嫁ぐ主人についていくのですから、不安も不満もあったのでしょう。
ついてきたのは父の命令だろうという感想もありますが、これは読者の推測です。
第5話のコメントにあるように、一人だけ派手な服を着ているという指摘も、彼女の身分意識を表す細部として読めるかもしれません。
これはコメント1件の指摘なので、私の読みとして挙げておきます。
独自考察|ロッタは敵国でなく「正室のマリー」に負けた
ここからは私の考察です。
ロッタの行動で一番おかしいのは、嫁ぎ先の様子が分かったあとも態度を変えないことです。
レビューによれば、マリーは側室だと思い込んでいたのに実際は正室で、婚家の人々は皆よい人たちでした。
第3話のコメントでも、屋敷のメイドたちは優しいと受け止められています。
普通なら、ここで計算を改めます。
主人が大事にされているのなら、その侍女である自分の立場も上がるからです。
第5話のコメントにも、主人からお役御免になれば職を失う立場だと分かっていないのか、という突っ込みがあります。
それでもロッタが変わらなかったのは、彼女が守りたかったのが待遇ではなく、マリーより自分が上だという序列だったからだと私は考えます。
敵国で冷遇されるのなら、ロッタの世界は壊れません。
マリーが下のまま、自分がその上にいられるからです。
ところが屋敷で大切にされたのはマリーのほうで、これはロッタの序列を根元からひっくり返します。
だからこそ、ロッタが屋敷のメイドに吹き込んだ嘘は、マリーを実家と同じ場所に引きずり下ろす行為だったと読めます。
第4話でロッタを帰らせてほしいという声が集中するのは、実家でのいじめの続きだからだけではありません。
やっと逃げ出せた先にまで、実家の空気が人の形でついてきたことが、読者にはたまらなく不快なのでしょう。
第1話のコメントが言う「付き人が味方じゃないパターン珍しい」は、この作品の嫌な工夫を端的に言い当てています。
ロッタが去っても残る問題|騙された屋敷のメイドたち
ロッタが去れば全て解決、とはならない点も見ておきたいところです。
第7話のコメントには、メイドの2人がロッタに騙されたとはいえ、いきなり無視したのは酷いし、謝らずに今まで通り話しかけてくるのは気持ちが悪いという感想があります。
「確かめもせずなぜ奥様よりロッタを信じるのか」という疑問には、3件のいいねが付いています。
屋敷の人々は皆優しいという評価が多い中で、この場面だけは引っかかった読者がいるわけです。
私はこれを、婚家が完全な楽園ではないことを示す小さな影だと読みます。
マリーはまだ嫁いで間もない敗戦国の娘で、屋敷の者にとっても知らない人です。
その立場の弱さがなければ、ロッタの嘘も通らなかったはずです。
そして第9話以降、今度はサザリーが同じ屋敷に乗り込んできます。
ロッタが使った「周りの信用を崩す」という手が一度通ってしまった以上、次の攻撃にマリーの周囲がどう反応するのかは、第9話からの見どころになります。
第7話のコメントにある「あの侍女のことはショックだったかも」という言葉も重要です。
ひどい扱いを受けていても、マリーにとってロッタは実家から一緒に来た人でした。
それを裏切りとして受け止めるところに、マリーの人の好さと、彼女がまだ実家の序列から自由になれていない苦しさが出ていると思います。
ロッタは再登場する?|第17話時点の今後の予想
第17話時点で、ロッタが再び物語に戻ったことを示すコメントやレビューは確認できませんでした。
そのため、再登場の可能性は予想として書きます。
私は、ロッタ本人が再び前面に出るよりも、実家の側の証人として名前が出る形のほうがありそうだと見ています。
第16話まででサザリーの攻撃は一度失敗しましたが、コメントによれば逃げられていて、決着はついていません。
実家に戻ったロッタは、ファーランディア家の内情をある程度知っている人物です。
妹や父がもう一度動くとき、彼女の話がその材料に使われても不思議ではありません。
一方で、読者の多くが望む「ざまぁ」の場面が描かれるかどうかは未定です。
第5〜6話で早々に片づけられた人物なので、実家への報いがまとめて描かれる場面で、ついでに触れられる程度かもしれません。
まとめ|侍女ロッタは第7話までに屋敷を去り、問題だけを残した
『敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される』の侍女ロッタは、無料の第4話ではまだ屋敷にいますが、第5〜6話「犯人は誰?」で犯人と受け止められ、第7話には去っていると読めます。
偉そうな理由として読者が挙げるのは、実家でマリーを見下すことが許されていたことと、嫁ぎ先でも冷遇されると思い込んでいたことです。
私はさらに、ロッタが守ろうとしたのは待遇ではなくマリーの上に立つ序列だったと考えます。
ロッタが去っても、騙されたメイドたちの問題は残り、同じように周囲の信用を崩す攻撃は妹のサザリーに引き継がれます。
ロッタの背後にいると読まれたサザリーの動きと第16話までの展開は、敵国に嫁いだ戦場の天使ネタバレ考察|溺愛は「下賤」な看護から始まったもあわせて読んでみてください。
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