『敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される』6話のネタバレ考察です。
第6話「犯人は誰?(2)」では、花壇を枯らした犯人がロッタだと明かされ、ディートリヒの手で屋敷から追放されます。
この記事は第6話までの内容を扱い、結末のネタバレを含むので、未読の方はご注意ください。
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敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される6話あらすじ|「俺では力になれないだろうか」
第5話の最後に「マリー」と呼びかけたディートリヒは、「何かあったのか」と尋ねます。
マリーは気にされるようなことはないと笑ってごまかしますが、彼は「俺では力になれないだろうか」と言葉を重ねました。
その言葉に押されて、マリーは「実は」と打ち明けます。
場面が変わると、マリーは枯れた花壇に新しい苗を植え直していました。
そこへ「また懲りずに植えてるんですか」とロッタが現れ、ディートリヒに訴えて使用人を一人ずつ尋問すればいいとけしかけます。
マリーの答えは、屋敷の人がひどいことをするとは考えられない、というものでした。
皆がディートリヒを敬愛しているから自分にも良くしてくれるのだし、敵国から来たのは事実だから、警戒されてもしょうがないと話します。
そして「いい子ぶるのも大概に」と苛立つロッタに、「犯人はあなたでしょう?」と告げました。
犯人はロッタ|マリーが見抜いた「薬草」の一言
マリーが挙げた根拠は、花壇の植物が薬草だと知っていたことです。
マリーはそれをジョンに内緒にしてもらっていました。
それなのにロッタは「薬草が台無し」と口にしたので、ジョンとのやり取りをこっそり見ていたはずだと指摘します。
第5話の考察で、噂は「毒草」なのにロッタだけが「薬草」と呼んでいる点を怪しいと書きましたが、作中でも決め手はこの一言でした。
さらにマリーは、毒草を育てているという嘘を思いつき、自分と使用人が疑い合うように噂を流したのだと続けます。
そして「どうしてこんなこと」と問いかけ、「サザリーに命じられたの?」と核心に踏み込みました。
ここでマリーは、まだ歩み寄ろうとします。
不本意でここにいることを申し訳なく思っている、この屋敷で暮らすのも悪くないと思わないか、仲良くなれたらと思っている、と語りかけるのです。
ロッタの答えは「虫唾が走る」でした。
結婚生活をぶち壊せばマクマーツィー家に戻れる、サザリーの元に帰れると叫び、除草剤の瓶をマリーへ向けます。
ディートリヒの「今すぐこの腕切り落としてやろうか」|ロッタの追放
その腕を、隠れて様子を見ていたディートリヒがつかみました。
落ちた瓶を見たジョンは、薬草を枯らすのに使ったものだと確かめ、肌にかかればただれていたところだと言います。
ディートリヒは「いい加減にしろ」と低く告げ、「今すぐこの腕切り落としてやろうか」とロッタを脅しました。
「待ってください」と止めに入ったのはマリーです。
手を放されて床に崩れたロッタに対し、ディートリヒは、預かった身だから、このまま帰国すれば許すと告げます。
二度と屋敷に踏み入ることは許さない、肝に銘じておけという言葉を受けても、ロッタは「フン」と態度を変えません。
最後の場面は、どこかの屋敷で手紙を読むサザリーです。
「なーんだ、もう少し使える子だと思ったのに」と笑う顔で、第6話は終わります。
独自考察|マリーはなぜロッタにたどり着けたのか
第6話で一番見直したのは、ロッタよりもマリーです。
第5話まではロッタに言われっぱなしで、夫にも笑ってごまかすばかりでした。
ところが今回は、証拠をそろえて本人に突きつけています。
馬車で「ごめんなさい」と謝っていた人物とは思えない変化です。
これができた理由は、二つあると考えます。
一つは、看護師として培った観察力です。
患者の小さな変化を見てきた目が、たった一言の違和感を見逃さなかったのだと読めます。
もう一つは、屋敷の人々を信じたことです。
「みーんな内心は疎ましく思っている」というロッタの言葉をそのまま受け取っていたら、犯人探しの目は使用人たちへ向いていたはずです。
マリーは、この屋敷の人たちは犯人ではないと先に決めたから、ロッタにたどり着けました。
実家で「自分は嫌われている」と教えられてきた人が、初めて人を信じる側に立った場面だと読めます。
もちろん、その前に「俺では力になれないだろうか」と言われて、夫に打ち明けられたことも大きいです。
謝って隠す癖を手放した最初の一歩が、「実は」の一言だったのではないでしょうか。
独自考察|「熊の怪物」ディートリヒの脅しは本気だったのか
「腕を切り落とす」という台詞で、第1話の噂「熊の怪物」がようやく姿を見せました。
第3話からは不器用で優しい夫の顔ばかりだったので、怖さが際立ちます。
ただ、順番をよく見ると、彼は実際には何もしていません。
マリーの制止に素直に手を離し、処罰の代わりに帰国を命じています。
しかも理由は、ロッタがマクマーツィー家から預かった身だからというものでした。
講和の相手の使用人に手を出せば、マリーの立場まで悪くしかねません。
怒りながらも、そこまで考えて線を引いたのだとすれば、彼はただの冷酷な騎士ではなく、怒りを制御できる当主です。
第5話でマリーに迫って自分から身を引いた場面と、同じ人物らしさが出ています。
物陰で見ていたことも重要です。
すぐに飛び出さず、マリーが自分の言葉で問いただすのを待ったように見えます。
一方で、瓶を向けられる瞬間まで出てこなかったともいえるので、ここは評価が分かれるかもしれません。
独自考察|ロッタも「使える子」でしかなかった
読者の怒りを一身に集めたロッタですが、最後のサザリーの一言で印象が少し変わります。
ロッタは「サザリー様の元に帰れる」と信じて、ここまでのことをしました。
そのサザリーは「もう少し使える子だと思ったのに」と笑っています。
マリーを道具扱いしてきたマクマーツィー家は、仕える者も同じように道具として扱っていたわけです。
第2話で「役目を果たしてくれた」と感謝された黒猫と、ロッタの立場は重なって見えます。
マリーが「不本意でここにいることは申し訳ない」と謝ったのは、甘いというより、ロッタも実家の被害者だと感じ取っていたからかもしれません。
もちろん、除草剤を人に向けた時点で同情の余地はほとんどありません。
コメント欄の「侍女はこれでおさらばか」という安堵は、多くの読者に共通する気持ちでしょう。
6話で残った謎|サザリーは次に何をするのか
第6話を読み終えて、次の4つが気になりました。
- サザリーが読んでいた手紙は、誰から届いたものなのか
- なぜサザリーは、嫁いだ姉の結婚生活を壊したいのか
- 追い返されたロッタは、実家でどんな扱いを受けるのか
- 噂を信じて避けたメイドたちと、マリーの関係はどうなるのか
コメントにも「妹は暇なんかね?」「嫁いだ姉など気にせず婚約者でも探したら」という声があり、サザリーの執着は読者にとっても大きな謎です。
実家の手がいったん屋敷から消えたところで、物語は次の段階に入ります。
続きの第7話は「初めてのデート(1)」というサブタイトルで、作品ページでは1話55ptとなっています。
読み終えたら、第7話の考察もあわせてどうぞ。
まとめ|敵国に嫁いだ戦場の天使6話はマリーが初めて自分で戦った回
『敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される』第6話は、「薬草」の一言からマリー自身がロッタを追い詰め、ディートリヒが屋敷から追放するまでを描きました。
守られるだけではなく、屋敷の人を信じて自分で問いただしたことが、この回の一番の変化です。
ただし、黒幕のサザリーは笑ったままで、実家との戦いはまだ終わっていません。
騒動のあとの二人は、敵国に嫁いだ戦場の天使は冷酷騎士に溺愛される7話ネタバレ考察|「救えないことのほうがつらい」と初デートで考察しています。
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