『貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収』の原作小説は、作者まさキチさんのWeb小説で、2026年10月時点ではカクヨムで全話を無料で読めます。
この記事では、原作小説がなろうで見つからない理由、なろう版が取り下げられた経緯、カクヨム版が何話まで進んでいて完結しているのか、書籍化の有無、漫画・アニメとの違いを、カクヨム本文と作者の活動報告をもとに整理し、考察します。
原作小説の第1部の結末や第2部の入り口に触れるため、ネタバレ注意でお読みください。
なお、アニメが原作のどこまでを描いているか、続きは漫画何巻から読めばよいかについては、貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収 アニメがつまらないと言われる理由とは?原作どこまでか・続きは漫画何巻からか【ネタバレ注意】で詳しくまとめています。
この記事では、アニメとの対応表ではなく、小説版そのものに絞って見ていきます。
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貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収の原作小説とは|まさキチさんのWeb小説
まず、原作がどの媒体なのかを確認しておきます。
この作品の出発点は、まさキチさんが小説投稿サイトに連載したWeb小説です。
漫画版は飯島しんごうさんによるコミカライズで、フレックスコミックスの「COMICメテオ」などで連載されています。
コミカライズが決まったのは、作品が第10回ネット小説大賞でコミックシナリオ賞を受賞したことがきっかけでした。
この受賞は2022年7月に、作者のカクヨム近況ノートと本文の告知で発表されています。
少しややこしいのは、アニメ公式サイトのスタッフ欄です。
原作の欄には、飯島しんごうさん(漫画)とまさキチさん(原作)が並び、COMICメテオ掲載の漫画版が原作として書かれています。
そのため、アニメから入った人ほど「原作は漫画」と受け取りやすいのですが、物語を最初に書いたのは小説版です。
もう一つの違いはタイトルです。
漫画版とアニメは「~用済みとパーティー追放された俺は、可愛いサポート妖精と一緒に取り立てた魔力を運用して最強を目指す。~」という副題を使っています。
一方、カクヨム版の副題は「〜パーティー追放された俺は、可愛いサポート妖精と一緒に取り立てた魔力を運用して最強を目指す。限界まで搾り取ってやるから地獄を見やがれ〜」で、末尾にさらに一文が付いています。
小説版を探すときは、副題の違いを気にせず「貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収」の部分で検索すると見つけやすいです。
原作小説はどこで読める?なろうで見つからない理由とカクヨム版
結論から言うと、原作小説は現在、カクヨムで読めます。
カクヨムの作品ページには第1話から最新話まで全話が公開されており、無料で最初から読み進められます。
では、なぜ「小説家になろう」で探しても見つからないのでしょうか。
理由は単純で、なろう版はすでに取り下げられているからです。
作者の活動報告をたどると、なろうでの新連載告知は2021年6月28日でした。
その後、2022年1月8日にカクヨムでも第1話が公開され、しばらくは両方のサイトで読める状態が続いていました。
そして2025年2月1日、なろうの活動報告で取り下げが告知されます。
つまり、なろうが最初の掲載先だったものの、今はカクヨムだけが原作小説の読み場所になっている、という流れです。
ひとつ紛らわしいのは、カクヨムの作品紹介文の末尾に、今も「小説家になろうにも投稿してます」という一文が残っていることです。
同じ紹介文の冒頭には「コミックス2巻発売中」とも書かれており、紹介文が以前の状態のまま更新されていないと考えられます。
この一文を見てなろうを探しに行き、見つからずに戸惑う人が出るのも無理はありません。
なろう版はなぜ取り下げられた?作者の活動報告で分かること
多くの人が気になるのが、なろう版が消えた理由です。
2025年2月1日の作者の活動報告には、「諸事情により」なろうから取り下げること、カクヨムでは読めるのでそちらで読んでほしいことが書かれています。
書かれているのはそこまでで、具体的な理由は説明されていません。
そのため、公表された理由は「諸事情」以上のことは確認できない、というのが正確なところです。
書籍化のため、規約違反のため、といった説明を見かけても、作者自身はそう書いていない点に注意してください。
参考までに、時系列として確認できる事実を並べておきます。
2024年3月18日には、作者がなろうの活動報告で、なろうのUI変更に伴いしばらくはカクヨム先行で更新すると告知していました。
これは特定の作品ではなく、作者の活動全体についてのお知らせです。
ただし、この告知と約1年後の取り下げに関係があるかどうかは、作者が触れていないため分かりません。
読者として押さえておきたいのは、理由よりも「カクヨムには残っている」という一点です。
作者が取り下げの告知でわざわざカクヨムへの案内を添えていることからも、作品を読めなくしたいわけではないことは読み取れます。
カクヨム版は何話まで?完結している?第1部・第2部・第3部の構成
2026年10月27日時点で、カクヨム版は全294話、本文はおよそ53万字です。
作品ページの状態は「連載中」で、物語は完結していません。
目次を見ると、作品は大きく3つの部に分かれています。
第1部「貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収」は第1章「追放、そして」から第7章「運命の日」までで、第1話から第122話にあたります。
本編は第112話「エピローグ」で一度「第一部完」となり、その後にSS(ショートストーリー)、第1部のキャラリスト、第1部のあらすじが続きます。
第2部「七罪の刻印」は第8章から第10章「ボルテンダールの試練」までで、第123話から第276話です。
第3部「四人目の刻印者」は第11章「狩りの街」から始まり、第277話以降が現在進行中の部分です。
更新のペースには大きな波がありました。
第1部は2022年1月から3月にかけて、ほぼ毎日のペースで一気に公開されています。
一方で、2024年9月公開の第287話の後は、2025年4月の漫画4巻発売記念SSを挟んで、本編の更新がしばらく止まっていました。
作者は2025年11月の近況ノートで、コミカライズとアニメ化の作業に追われてWeb版の更新が止まっていると説明しています。
その後、アニメ放送が始まった2026年10月3日に更新が再開され、第289話「謎の女性(1)」が公開されました。
10月27日時点の最新話は、10月13日公開の第294話「ギルド精算」です。
作品ページには更新予定として「隔日 18:00」と表示されていますが、実際の更新日は作品ページで確認するのが確実です。
原作小説ならではの注意点|第112話「エピローグ」はifストーリー
カクヨム版を読むうえで、最初に知っておきたい注意点があります。
それが、第1部の最後にある第112話「エピローグ」の扱いです。
第112話では、元パーティー「断空の剣」との決着から1か月後が描かれます。
レントとリンカのその後に加えて、ガイ、ミサ、エルの三人のその後も語られ、最後に「第一部完」と結ばれています。
ところが、第2部の開始回である第123話「再スタート」の冒頭には、作者からの注意書きがあります。
そこでは、第112話はもともと第1部で物語を完結させるつもりで書いたもので、第2部を続けることになったため、ifストーリーだと思ってほしいと説明されています。
さらに、第2部は第100話「葛藤(下)」の直後、レント視点のカウントダウンから始まるとも書かれています。
実際に第123話は、日付が変わる瞬間を数えるカウントダウンから始まり、強制執行の場面へつながっていきます。
つまり、正史として読むなら、第100話の次は第123話へつながる、と考えるのが作者の示した読み方です。
間にある第101話から第111話は、返済期限が迫る「断空の剣」側を描いた回なので、読み飛ばす必要はありません。
注意したいのは第112話の内容だけで、三人の末路について書かれたことをそのまま確定事項として受け取らないほうがよい、ということです。
ネットで原作の結末として語られている話が、この第112話のif版を指している場合もあるので、引用元の話数を確かめておくと混乱しません。
原作小説は書籍化(ライトノベル化)されている?
漫画やアニメから入った人がよく探すのが、小説版の書籍です。
2026年10月時点で、この作品の小説が書籍(ライトノベル)として刊行されたという情報は確認できませんでした。
カクヨムの作品ページには書籍情報が載っておらず、作者の近況ノートでも、この作品について告知されてきたのはコミカライズとアニメ化です。
作者は他の作品では書籍化を告知しているため、告知がないことには一定の意味があると考えられます。
ネット小説大賞での受賞も、小説の書籍化ではなく、コミカライズを前提としたコミックシナリオ賞でした。
そのため、「リボ払い」を紙や電子書籍の形で読みたい場合は、現時点では漫画版の単行本を選ぶことになります。
小説として読みたい場合は、カクヨムのWeb版が唯一の選択肢です。
今後アニメの反響によって書籍化が発表される可能性はありますが、それは公式の発表を待つしかありません。
原作小説と漫画・アニメの違い|コミカライズ第2部はオリジナル展開
原作小説と漫画・アニメの関係で、いちばん大きな違いは第2部以降にあります。
2025年4月15日に公開されたカクヨム版第288話の後書きで、作者は、コミカライズ版の第2部はWeb版とはまったく別のオリジナルストーリーになっていると明かしています。
つまり、第1部までは小説と漫画がおおむね同じ流れをたどりますが、その先は別々の物語になっているということです。
漫画で先を読んでからカクヨムを読むと、登場人物や出来事が噛み合わないと感じるのはこのためです。
逆に言えば、小説と漫画の両方を読めば、第2部を二通り楽しめることになります。
書き方の面でも違いがあります。
カクヨム版は1話が短めで、レント側の話の合間に「断空の剣1」「断空の剣2」と番号の付いた元パーティー視点の回が挟まる構成です。
第1部ではこの番号が第29まで続き、元仲間たちが少しずつ追い詰められていく様子が、本編とほぼ同じ比重で描かれています。
利率が「10日で8%」のリボ払いといった設定は第6話と第7話から確認でき、仕組みの細かな説明も小説ならではの読みどころです。
また、第1部の後には「SS01」から「SS07」までのショートストーリーがあり、リンカの行きつけの店やピクニックなど、本編の合間の日常が描かれています。
こうした寄り道は漫画やアニメでは省かれやすい部分なので、キャラクターをもっと知りたい人には小説版がおすすめです。
独自視点|原作小説はアニメの「答え合わせ」ではなく「別ルート」として読む
ここからは筆者の考えです。
アニメの原作として小説を読もうとする人は、アニメの先の展開を知るための「答え合わせ」を期待しがちです。
しかし、この作品の場合、その読み方は第1部までしか通用しないと考えています。
アニメ公式サイトは漫画版を原作として掲げており、漫画版の第2部は作者自身がWeb版と別物だと明言しています。
この二つを合わせると、もしアニメが第2期以降に進んだ場合、追いかけるのはカクヨムの第2部「七罪の刻印」ではなく、漫画版のオリジナル第2部である可能性が高いと予想します。
そう考えると、原作小説はアニメの未来を先取りする台本ではなく、同じ出発点から分かれたもう一つのルートとして読むのがしっくりきます。
第112話のifストーリーも、この見方を後押ししています。
作者は一度、第1部で物語を閉じる結末を書き、そのうえで第2部を続ける形に切り替えました。
一つの作品の中に、閉じた結末と続いていく結末の二つが並んでいるわけです。
さらに外側には、漫画版という三つ目の続き方まであります。
貸した魔力を取り立てて、運用して、増やしていくというこの作品の仕組みは、物語そのものの広がり方とも重なって見えます。
第1部という元本から、小説と漫画がそれぞれ別の利息を生み出している、と言ってもいいかもしれません。
だからこそ、アニメで作品を気に入った人には、カクヨムの第1部を読んで共通の出発点を確かめ、そのうえで第2部を小説と漫画で読み比べる楽しみ方をおすすめします。
この記事の内容は、2026年10月27日時点のカクヨム版『貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収』の作品ページ・本文、作者まさキチさんのカクヨム近況ノートと小説家になろうの活動報告、TVアニメ『貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収』公式サイトの記載をもとにしています。
漫画版は飯島しんごうさんによるコミカライズで、フレックスコミックス「COMICメテオ」で連載されています。
アニメの今後の展開に関する部分は、公式情報をもとにした筆者個人の考察・予想であり、公式発表ではありません。
まとめ|貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収の原作小説はカクヨムで読める
『貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収』の原作小説は、まさキチさんのWeb小説で、現在はカクヨムで全話を読めます。
なろう版は2021年6月に連載が始まりましたが、2025年2月1日に取り下げられており、作者が公表した理由は「諸事情」のみです。
カクヨム版は全294話、3部構成の連載中で、完結はしていません。
第112話「エピローグ」は作者がifストーリーと位置づけており、第2部は第100話の直後から続く点に注意が必要です。
小説の書籍化は確認できず、紙や電子書籍で読めるのは漫画版になります。
そして漫画版の第2部はWeb版とは別のオリジナルストーリーなので、小説と漫画は第1部の先で別々の道を進んでいます。
原作小説で第1部を読み終えたら、強制執行の仕組みを整理した返済できないペナルティの考察記事もあわせて読んでみてください。
貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収をコマで読み返すなら
ここで書いた読み方を頭に入れて読み返すと、同じ場面でも見えてくるものが変わります。DMMブックスなら試し読みから電子で読めます。
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